ビットコイン相場分析
暗号資産(仮想通貨)企業Galaxy Digitalのマイケル・ノボグラッツCEOは13日、CNBCの番組に出演し、ビットコイン(BTC)相場の見通しについて語った。
その際、大きな出来事が起きない限り、ビットコインの価格は5万ドル(約738万円)から5万5,000ドル(約812万円)以下には下落しないとの見解を示している。そして、米国の現物ETF(上場投資信託)への資金流入がプラスの間はビットコインは上昇基調が続くだろうと述べた。
3月12日はこれまで最も資金流入の多かった日で、欧州・カナダののビットコインETPを含め、合計16,979 BTCが吸収された。
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自身の見方の根拠としてノボグラッツ氏は、米国で現物ETFが証券取引委員会(SEC)に承認されたり、ビットコインが支持されるようになったことで、ベビーブーマーと呼ばれる団塊世代の考え方が急激に変化したことも指摘。ビットコインに投資してみようという動きが、資金のある団塊世代にみられると語った。さらに、ビットコイン所有者は売却したがらないだろうとも話している。
一方で、現物ETFの資金流入がマイナスになった場合は調整局面に入ると予測。そして、相場や資金調達率が過熱するような場合は、調整の準備をしなくてはならないと話した。
ノボグラッツ氏はビットコインは現在、価格発見の段階にあると主張。そして、ビットコインの価格は10万ドル(約1,477万円)まで上昇する可能性があると予想している。
また、現物ETFは合計で、全ビットコインの20%以上を保有することはないのではないかとの見方も示した。
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ノボグラッツ氏は、現在審査中のイーサリアム(ETH)の現物ETFについても最終的には承認されるだろうと語っている。
イーサリアムの価格が最近上昇基調にある背景には、現物ETF承認への期待感もあるとの見方が多い。ノボグラッツ氏は、すでにSECはイーサリアムの先物ETFを承認しており、コンセンサスアルゴリズムに違いはあってもビットコインと同様の金融商品であるため、イーサリアム現物ETFの方も承認されるだろうと話した。
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