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パーソル、日本円ステーブルコイン『JPYC』を取り扱うJPYC株式会社へ出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

JPYCの使用範囲拡大へ

パーソルベンチャーパートナーズ合同会社が、日本円に連動するステーブルコイン「JPYC」を扱うJPYC株式会社への出資を行ったことが28日に明らかになった。この資金調達は、新株予約権(J-KISS型)を利用して実施された。

東京証券取引所プライム市場に上場し、総合人材サービスを提供するパーソルホールディングス株式会社(旧テンプホールディングス)の完全子会社であるパーソルベンチャーパートナーズは、「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンのもと、新たなイノベーションの開発に力を入れている。

JPYC株式会社は、2021年1月27日に取引開始以来、1JPYCを1円として日本円と連動するステーブルコイン「JPYC」の発行を手掛けてきた。2024年1月の時点で、25億円を超えるJPYCが発行され、その流通量は日本国内でのステーブルコイン市場において99%以上のシェアを占める。(CoinGeckoやCoinMarketCapなどのデータサイト調べ)。

今後Web3(分散型ウェブ)技術の社会実装が見込まれる中、ステーブルコインが電子決済手段としての使用範囲を広げていくと見られる。この動きに対応し、JPYC株式会社とパーソルグループは、ステーブルコインやNFTを含むweb3技術を活用し、新しい働き方のインフラを構築していく計画だ。

JPYC株式会社は2月、シリーズA以降の累計調達金額が9.7億円に上ることを発表していた。 今回の資金調達による資金は、JPYC株式会社の資本強化、内部体制の充実、および新しいサービスの企画・開発・運営に従事する人材の採用に充てられる予定である。

関連:経産省レポート、Web3.0の現状評価や将来像 NOT A HOTELの事例

JPYCの進展

JPYCは現在、第三者型前払式支払手段として発行されているが、2023年6月に施行された改正資金決済法により、資金移動業や電子決済手段等取引業のライセンス取得を目指している。

また、JPYC株式会社は昨年11月、三菱UFJ信託銀行やProgmat社と共に、「Progmat Coin」基盤を利用した信託型ステーブルコイン「JPYC」の発行に関する共同検討を開始したことを発表している。

さらにJPYC社は、Progmat Coinで発行された様々な国産SCや海外SCの「仲介者」として機能することを計画。実現すれば、投資家はJPYCのサービスにメタマスクなどの自己管理ウォレットを接続し、様々なステーブルコイン同士や、ステーブルコインと法定通貨の交換が容易になる見込み。

関連:JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張と国内外SC交換業進出を計画

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