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米ロビンフッド1Q決算報告 仮想通貨収益倍増

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨収益が196億円に

暗号資産(仮想通貨)や株などの取引サービスを提供する米ロビンフッド・マーケッツは8日、2024年第1四半期(1~3月)の決算報告を発表した。

仮想通貨収益が前年同期比で232%増の1億2,600万ドル(約196億円)に達している。これにより、取引ベースの収益全体は、前年同期比59%増の3億2,900万ドル(約512億円)となった。

仮想通貨収益の他には、オプション収益が前年同期比16%増の1億5,400万ドル(約239億円)、株式収益が44%増の3,900万ドル(約61億円)だった。取引収益では仮想通貨が牽引している形だ。

ロビンフッド全体の売上高は前年同期比40%増の6億1,800万ドル(約961億円)となった。純利益は、前年同期の純損失5億1,100万ドル(約794億円)から、1億5,700万ドル(約244億円)のプラスに転じた。

1株あたり利益は18セントで、アナリストの事前予想6セントを上回っている。ロビンフッドの株価は時間外取引で5%超上昇した。

関連: 2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

独自ウォレットのAndroid版リリース

ロビンフッドは3月、仮想通貨セルフカストディ・ウォレットのAndroid版を正式にリリースしたところだ。iOS版はすでに昨年3月にローンチしていた。

このウォレットは、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ドージコインアービトラムやその他の各ネットワーク上のトークンを送受信、保管できるものだ。

また、ウォレットとDeFi(分散型金融)アプリを連携させる「Robinhood Connect」も提供しており、dAppsユーザーは、ロビンフッドの認証情報を使って、仮想通貨の購入や送金などを行える。

関連: 米ロビンフッド、仮想通貨ウォレットとDeFiの連携機能提供へ

dAppsとは

「Decentralized Applications」の略で、日本語では「分散型アプリケーション」と呼ばれる。中央集権的な管理者がいないことが大きな特徴。最も普及しているのがイーサリアムのブロックチェーンで、ゲームや分散型取引所(DEX)などのアプリが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

SECからの警告

ロビンフッドは4日に、仮想通貨部門ロビンフッドクリプトが米証券取引委員会(SEC)から証券法違反の可能性で「ウェルズ通知(Wells Notice)」を受け取ったと明かしたところだ。

もし仮にSECが提訴した場合、業務停止命令や罰金支払いなどを要求されることになるとしている。

ロビンフッドクリプトは6日、規制明確化のためSECと何年も協力してきたにもかかわらず、今回の動きを取られたことは残念だとして以下のように説明した。

当社は、SECが他の取引プラットフォームに対して有価証券だと指摘していたトークンや、融資・ステーキングサービスを提供しないという難しい選択をしていた。

さらに、SECの呼びかけに耳を傾け、特別目的ブローカーディーラーとして登録しようとしていた。

関連: 米SEC、ロビンフッドに証券法違反を警告 仮想通貨事業を提訴する可能性が浮上

関連: 懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす

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