CoinPostで今最も読まれています

ガス代が1000分の1に スクエニ「シンビオジェネシス」がArbitrum採用 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ガス代が安価に

国内ゲーム大手スクウェア・エニックス(スクエニ)は30日、「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」のキャラクターNFTのオークションで、次の2章は「Arbitrum One」のブロックチェーンを採用すると発表した。

Arbitrum OneはイーサリアムのL2チェーン。スクエニは、2章のオークションはNFT購入時の手数料(ガス代)が約1.3円になり、前回より1,000分の1に圧縮されると説明している。

関連スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる。

▶️仮想通貨用語集

SYMBIOGENESISは、1万点のNFTコレクティブルアートにゲームユーティリティを加えたNFTエンターテインメント。プレイヤーは、ゲーム内のストーリーやヒントから様々な謎を読み解いて物語を進めていく。

採用するブロックチェーンについては昨年2月に、NFTコレクティブルアートはイーサリアム、ゲームユーティリティはポリゴンを使用すると発表。そのため、2章はイーサリアムからArbitrum Oneに変更することになる。

関連スクエニの新NFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、ポリゴンも採用へ

スクエニは、オークションで使う通貨は次もイーサリアムであると説明。オークションに参加する際はイーサリアムをArbitrum Oneにブリッジすることになり、その際にガス代が必要で、ブリッジの所要時間は約10分だと伝えた。

新章開始へ

SYMBIOGENESISは、Webブラウザを使って楽しむファンタジーアドベンチャー。暗号資産(仮想通貨)ウォレットは「メタマスク」を利用する。昨日は、2章のスタートに向けて、物語のカギを握るキャラクターのNFTを入手できる「パブリックオークション」を31日から来月2日まで開催することを発表した。

関連仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策を徹底解説

1章に登場したNFTキャラクターは500体。この時は「Allowlist Entry Campaign」に参加した人だけしかNFTキャラクターを入手できなかったが、2章では合計1,200体のキャラクターを販売し、オークションには誰でも参加できる。なお、2章では全部で1,500体のNFTが登場することになっていると説明している。

また、今回のパブリックオークションでは、落札数に応じて報酬を受け取れるようにした。2章の重要キャラクターのドット絵NFTやゲーム内アイテムの獲得が可能で、他にも、落札したキャラクターによって、NFTキャラクターのレプリカNFTを発行できるポイントも獲得できるという。

SYMBIOGENESISは、NFTキャラクターを保有していなくてもメインストーリーを楽しむことができるが、NFTキャラクターを持っているとキャラクターの物語が読めたり、ゲームの舞台となる浮遊大陸に隠されたアイテム探しのヒントを得たりすることなどができる。

NFT電子市場「OpenSea」の二次販売では、SYMBIOGENESISのNFTの最低価格は0.1177ETH(6万9,000円相当)。合計出来高は112ETH(6,600万円相当)である。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/27 金曜日
18:00
注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄2024年下半期版】
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
17:28
ちぃたん☆の仮想通貨(CTAN)|買い方・価格の見方・Raydiumの使い方
話題のちぃたんコイン(CTAN)の購入方法と価格チェックを徹底解説。国内取引所での準備からRaydiumでの取引まで、初心者にも分かりやすく紹介。CTANの特徴や投資リスクも分析。仮想通貨投資を安全に始めるための完全ガイド。
13:05
Bitdeer、台湾TSMCと提携 ビットコインの次世代マイニングチップを展開へ
ビットコインマイニング企業Bitdeerが最新チップ「SEAL02」のテストに成功。TSMCとの提携で高効率を実現、AIプラットフォームも展開。
12:25
ビットコイン65000ドル台に上昇、ブラックロックなどのETFは2日間で2.4億ドルの純流入に
暗号資産(仮想通貨)相場では上昇基調のビットコインが65000ドル台まで上昇、トレンド転換を示唆している。最大手資産運用会社ブラックロックなどのETFは2日間で2.4億ドルの純流入を記録した。
11:05
ジェネシスの大口債権者、弁済されたイーサリアムを約46億円分売却
破産したジェネシスの債権者が弁済された仮想通貨イーサリアムを大量売却した。債権者をターゲットにした盗難の報告も。
10:10
アーサー・ヘイズ氏、各プロジェクトに独自トークン発行を推奨
BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏は、今後の仮想通貨相場に強気な見方を示した。Maelstromのファンドは、独自トークンの発行を行うようにプロジェクトに呼びかけていると明かしている。
08:15
仮想通貨アバランチ、58億円相当の助成金プログラム「Retro9000」を開始
このプログラムは、「Avalanche9000」と呼ばれる大規模なアップグレードに先立ち、開発者のアバランチ上での構築活動を奨励することを目的としている。
07:15
M・キューバン氏、米SEC委員長の職に関心示す
マーク・キューバン氏は、米大統領選で民主党のカマラ・ハリス氏が勝利した場合に米SECの委員長になることに関心を示した。現在のゲンスラー委員長は交代すべきであると主張している。
06:50
ウォール街金融大手グッゲンハイム、イーサリアムで約30億円の商業手形をトークン化
米ウォール街の金融大手グッゲンハイム・トレジャリー・サービシズが、ブロックチェーンプラットフォームZeconomyと提携しイーサリアムブロックチェーン上で2,000万ドルのデジタル商業手形を発行した。
06:20
米ロビンフッド、独自のステーブルコイン検討か
ブルームバーグ報道によると、フィンテック大手のロビンフッドは独自の暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインを立ち上げる可能性を検討している。
09/26 木曜日
17:10
バイナンス、2種類の通貨ペアを9月27日に取扱い中止へ
海外の暗号資産(仮想通貨取引所バイナンスは9月27日から2種類の現物通貨ペアの取扱いを中止。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
17:04
暗号資産取引所DMMビットコイン、顧客資産流出で業務改善命令
金融庁は25日、暗号資産(仮想通貨)の巨額の不正流出事件が発生した暗号資産(仮想通貨)交換業者DMM Bitcoinに対し、資金決済法に基づく業務改善命令を下した。
15:00
金融庁、改正資金決済法の検討開始
金融庁が資金決済法改正に向けた議論(第1回)を開催。暗号資産交換業者への規制強化とステーブルコインの柔軟な運用を検討した。デジタル金融の安全性と革新のバランスを追求する。
14:30
「ソラナの時価総額は過小評価されている」=投資会社レポート
VanEck傘下のインデックス提供会社MarktVectorは、仮想通貨イーサリアムとソラナを比較したレポートで、ソラナの時価総額が過小評価されていると指摘。ソラナへの投資を躊躇することで、機関投資家が大きなチャンスを逃す可能性があると主張した。
13:50
バイナンス、プレマーケット導入
バイナンスは、プレマーケットのローンチを発表。バイナンスの現物市場に正式に上場する前の仮想通貨を取引できるようにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア