はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米大手仮想通貨マイニング企業、収益性悪化でビットコイン以外のPoW銘柄も採掘へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC採掘の収益率低下を指摘

暗号資産(仮想通貨)データを提供するCryptoQuantaのCEOであるKi Young Ju氏は29日、マイニング企業がビットコイン以外のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)銘柄の採掘を始めていると述べた。

背景としては、マイナーが、ハッシュレート単位あたりに得る収益であるハッシュプライスが、20BTCと史上最低水準にあることを指摘している。

マイナーは、市場の不確実性へのヘッジとして、ビットコインマイニング機器への投資を減速させ、当面はより安価な他の仮想通貨の採掘に向かうと意見する形だ。

Ki Young Ju氏は、このことは今のサイクルの終わりを意味するものではなく、マイナーが長期的にビットコインに弱気になるわけでもないと続けた。マイナーは単にヘッジを行い、買い手側の流動性が回復するのを待っているのだろうとしている。

また、関連して他のXユーザーによる「小規模マイナーの降伏は強気相場前の特徴となることがある」との意見に賛同を示した。

一般的にマイナーの降伏(capitulation)は、ビットコイン採掘の採算が合わなくなり、マイナーがビットコインを売却したりマイニング活動を減少させることである。

小規模マイナーが降伏した後は、競争が減少することによって残っているマイナーが得る報酬が増えて売り圧が減少し、価格が上昇しやすくなるという見方もされる。

関連今週のビットコイン相場:需給悪化懸念の急落から反動高 今後の展望は?|bitbankアナリスト寄稿

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

マラソンはKaspaの採掘を開始

Ki Young Ju氏が指摘するように、米ナスダック上場のマイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(以下、マラソン)は、マイニングの多様化とリスク分散化のため、仮想通貨Kaspa(KAS)の採掘を行っていると発表したところだ。

マラソンは、2023年5月にKaspaの評価を開始し、同年9月以降にKaspaのマイニングに着手していた。2024年6月25日現在で、約1,600万ドル(約26億円)にあたるKASを採掘している。

Kaspaは2022年5月に立ち上げられ、複数のブロックを同時に生成できるアプローチを採用しているPoWチェ―ンだ。CoinMarketCapによると現在の時価総額は約46億ドル(約7,400億円)で、ステーブルコインも含まれるランキングで24位に位置している。

関連米マラソン収益多様化に、仮想通貨Kaspaのマイニングを明かす

マイニング企業は、収益源多角化のためにAI(人工知能)関連にもチャンスを見出している。例えば、上場マイニング企業Hut 8は6月、次世代AIインフラ構築で米投資企業Coatue Managementから1億5,000万ドル(約240億円)の戦略的投資を受けると発表した。

関連Coatue、米上場マイニング企業Hut8に240億円出資 AIインフラ構築で

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/24 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ ソラナやビットコイン史上最高値更新、XRP高騰など
今週の仮想通貨市場の動向を解説。ビットコインやイーサリアム、ソラナ、XRPの最新ニュースを網羅。価格上昇要因やSECの動き、ETFの審査進展、ミームコインBONKの急騰背景をまとめた。
11:30
ビットコイン10万ドル突破で上値伸ばす可能性も、指標後の調整リスクに注意|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、10万ドルに迫る勢いで高騰するビットコイン(BTC)相場を分析。相場が一層上値を伸ばしている可能性は十分に考えられるが、指標を切っ掛けに調整に入る展開にも注意が必要か。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ゲンスラーSEC委員長退任に高い関心
今週は、イーロン・マスク氏に対するドージコイン訴訟の取り下げ、国民民主党の玉木代表による仮想通貨減税要望、米SECゲーリー・ゲンスラー委員長の退任確定に関するニュースが最も関心を集めた。
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧