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XRPLでOpenEdenが米短期証券をトークン化 リップル社も14億円投資へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPLでRWAをトークン化

リップル社は1日、RWA(現実資産)向けプラットフォーム「OpenEden」が、XRP Ledger(XRPL)上でトークン化した米財務省短期証券(T-bill)を提供することを発表した。

さらに、リップル社はT-billに投資するファンドを作り、その内の一部としてOpenEdenのT-billに1,000万ドル(約14億円)を割り当てることも公表。このT-billは年内にローンチする計画であると説明されている。

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

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OpenEdenのT-billの裏付け資産は、米短期証券と、米債券を担保にした貸借取引で運用される。セキュリティを高め、規制を遵守するために、厳格な本人確認やマネーロンダリング対策も行う。

RippleXのシニア・バイス・プレジデントは今回の発表に以下のようにコメントを寄せた。

OpenEdenのトークン化したT-billは楽しみなユースケースで、RWAがトークン化されてどのように実用性を高めたり、新しい機会を推進したりするかを新たに示すことになる。

機関は、RWAがどこでトークン化されているのかに一層注目するようになっており、今回のT-billの提供は、RWAのトークン化を主導する分散型のブロックチェーンの1つとして、XRPLの価値を高めることになるだろう。

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OpenEdenについて

OpenEdenは、RWAをDeFi(分散型金融)で展開することをミッションにしているプラットフォーム。インターネット上のお金によって、全ての人がRWAにアクセスできるようになると考えており、より包摂的でパーミッションレス(自由参加型)な経済システムを作ろうとしている。

今年6月には、トークン化したT-billを発行する規制認可済みのファンドが、格付け大手ムーディーズ・レーティングスから「A」の格付けを受けたことを発表していた。

リップル社は今回の発表で、T-billトークンのためにOpenEdenにロックされた資産の総価値(TVL)が、最近7,500万ドル(約112億円)を超えたと説明。また、OpenEdenの公式サイトに掲載されているTVLは9,000万ドル(約134億円)超である。OpenEdenはすでにイーサリアムとアービトラムのブロックチェーン上でプロダクトを展開している。

OpenEdenの共同創設者は今回、以下のようにコメントした。

OpenEdenは、財団や企業やファンドなど多様な顧客がおり、安定した顧客基盤を持っている。

XRPL上でのT-billのトークン化は、我々の次のステップ。今年ローンチして、「Ripple USD」などのステーブルコインで購入できるようにしていく。

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