はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインは短期的に62000〜64000ドルのレンジで推移か=QCP分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場を分析

暗号資産(仮想通貨)取引企業QCPは26日、ビットコイン(BTC)の価格は短期的には62,000ドル(約896万円)から64,000ドル(約925万円)のレンジで推移する可能性が高いとの見方を示した。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による23日の講演後、オプション市場の動向をもとに今後の相場を分析。ビットコイン相場は強気ではあるが、短期的には価格が大きく上昇することはないのではないかと予測している。

パウエル議長は23日、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で、9月の利下げ開始を示唆。利下げの時期やペースについては、今後のデータや見通し、リスクバランスに依存するとは述べたが、9月に利下げを開始するという市場の見通しを裏付ける講演内容だったとされている。

関連ビットコイン64000ドル台復帰 パウエルFRB議長「利下げの時が来た」

QCPはパウエル議長の講演後、オプション市場でコール(買う権利)を購入する注文を組みわせる取引が積極的に行われたことを確認したと説明。一般的に、権利行使価格や限月の異なる注文を組み合わせる戦略は、価格変動がそこまで大きくないと予想される時に行われる。

他にもQCPは今回、2025年3月が限月で、権利行使価格が10万ドル(約1,440万円)付近のコールが多く売られたことも指摘した。

これらの状況をもとに、現物価格が上昇したとしても、ビットコインとイーサリアム(ETH)のオプション市場の投資家は10月までは価格の下落を視野に入れている可能性があると分析。相場が上向きなのは間違いないが、まだ市場ではためらいが見られるとした。

その上でQCPは、短期的にオプション取引の価格変動が小さくなるようであれば、ビットコインの現物価格は62,000ドルから64,000ドルで推移する可能性が高いと述べている。

関連ビットコイン・ドミナンス56%超に、投資家のリスク回避姿勢など反映か

今後の注目材料

現在、金融市場にはFRBの利下げペース、米大統領選挙、中東情勢など不確実性が存在している。

例えば、最近の米国における雇用情勢や景気を考慮し、9月開催の「FOMC(連邦公開市場委員会)」の会合で通常の倍のペースとなる0.5ポイントの利下げが決定するとの見方もあるが、金利先物の状況から判断すると0.25ポイントの利下げになる可能性の方が高い。

FOMCとは

「Federal Open Market Committee」の略。米国の金融政策を担う最重要機関のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

今後の短期的な注目ポイントとしてQCPは以下の2点を挙げたが、どちらも大きなサプライズはないと予想している。

  • 半導体大手エヌビディアの決算発表:28日
  • 米PCE(個人消費支出):30日

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧