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「RWAトークン化市場が1.7兆円規模に成長」バイナンスの最新リサーチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国債トークンが牽引

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのリサーチ部門は13日、現実資産(RWA)トークン化についてのレポートを発表。現在、オンチェーンRWA資産の合計は、過去最高の120億ドル(約1.7兆円)以上にのぼっていると指摘した。

これは、米国債のトークン化が牽引しているもので、ステーブルコイン市場(1,750億ドル以上)を除外した数字だ。

この分野では、特にブラックロックの「USD機関デジタル流動性ファンド(BUIDL)」が時価総額5億ドル(約704億円)以上でトップを走っている。また、フランクリン・テンプルトンの「フランクリン・オンチェーン米国政府マネー・ファンド(FOBXX)」が続く。

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バイナンスは、こうした米国債トークンが急成長している背景の一つには、米国の金利が2023年7月以来、23年ぶりの高水準で維持されていることがあると分析した。

ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後は利下げサイクルを開始すると広く予想されていることから、需給の変化が起こる可能性もあると示唆している。

一方で、一部の商品の利回りが低下する可能性はあるものの、トークン化商品は多様化、透明性、アクセスの利便性などの利点を提供し続けるため、その後も魅力的な投資の選択肢として位置付けられる可能性もあると意見した。

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RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

法的な課題

バイナンスは、RWAを取り巻く法的状況に関する懸念も残っていると述べた。

例えば、RWAを担保とした資金調達を可能にするプラットフォーム「Centrifuge」は、トークン化された資産を保管するために特別目的会社(SPV)を利用していると指摘。債務不履行が起きた場合に、投資家が明確な所有権を主張できる仕組みだ。

関連:RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達

また、多くのRWAプロトコルが中央集権化されているところであり、規制遵守しながら分散化を促進するためには、zk(ゼロ知識証明)など、さまざまなテクノロジーを実装することも考えられるとしている。

一般的に、中央集権型システムの場合、特定の組織が管理を行うために、透明性が低くなったり不正のリスクが高まる可能性が指摘されているところだ。

なお、「ゼロ知識証明」とは、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明できるメカニズムである。

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