CoinPostで今最も読まれています

セレス株がストップ高、100株以上保有者に対する仮想通貨の「株主優待」新設を好感

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株主優待に仮想通貨

国内最大級の会員数を抱えるポイントサイト「モッピー」や暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する東証プライム上場企業セレスが、前営業日比300円(22.7%)高の1623円に。寄らずのストップ高で週明け24日の取引を終えた。

2024年9月20日開催の取締役会において決議された、株主優待制度の新設が好感された。

1株あたり配当金20円を含めると、発表時点で実質利回り9.2%になることも投資家の買い判断を後押ししたものと見られる。

セレスは上場10周年を迎えるにあたり、2024年12月期の期末より、毎年12月末時点で100株以上の株主に対して、10,000円相当の暗号資産を贈呈するとしている。

配布される暗号資産(仮想通貨)がビットコイン(BTC)か、それ以外かは明記されていない。

セレスは、17年7月に仮想通貨取引所bitbankを運営するビットバンク株式会社と資本業務提携(持分法適用関連会社化)したほか、同年9月に仮想通貨取引事業を行う子会社、株式会社マーキュリー(暗号資産交換業者)を設立した。

その後、ミクシィが21年9月に第三者割当増資で約70億円を投じてビットバンク株式会社の株主となり持ち分法適用関連会社化。

24年7月には、ビットバンク株式会社が株式上場準備を行っていることを発表した。ビットバンクの株式持分比率は、MIXI(ミクシィ)が26.99%、セレスが23.05%。ビットバンクの廣末紀之CEOが30.69%となっている。

関連:ミクシィ、仮想通貨取引所を運営する持分法適用関連会社「ビットバンク」の株式上場準備を発表

株主優待を受け取る方法

セレスの株主が株主優待を受け取るためには、連結子会社であるマーキュリーが運営する暗号資産取引所「CoinTrade(コイントレード)」の口座開設が必要となる。

セレスは、CoinTradeをはじめとするフィナンシャルサービス事業がイノベーションを促進し、次なる成長分野として注力していることを表明した上、「新設する株主優待制度を通じて、当社株式の投資魅力を高めることで、新たに当社株式の長期保有を検討いただくきっかけとなれば」と抱負を述べた。

「CoinTrade」では、他社との差別化を図るため、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などPoS銘柄のステーキングや、金(ゴールド)の価格に連動するジパングコイン(ZPG)などのレンディング(貸暗号資産)といった運用サービスに注力。

これらのサービスでは、暗号資産の売買による利益獲得に限らず、安定したストック収益の創出を目指したサービスを展開し、暗号資産を新たなアセットクラスとして運用する手段を提案している。

関連:どこよりも充実した板取引、仮想通貨取引所bitbankの特徴とおすすめポイントを紹介

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/24 火曜日
16:33
中国系マイニングプール、依然としてビットコインハッシュレートの市場シェア55%を占める
中国政府による仮想通貨マイニングの禁止にもかかわらず、中国系マイニングプールがビットコインハッシュレートの55%を占有していることが明らかになった。禁止令の実効性に疑問の声も上がっている。
15:36
セレス株がストップ高、100株以上保有者に対する仮想通貨の「株主優待」新設を好感
グループ会社で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するセレス株がストップ高で取引を終えた。株主優待制度の新設で100株以上の株主に対し、10000円相当の仮想通貨が付与されることが発表され、配当含め実質利回り9%超になることが買い材料視された。
15:00
仮想通貨投資商品に460億円の週次流入 米FRB利下げ受け回復傾向
コインシェアーズによる最新レポート。FRB利下げが追い風でビットコイン商品は純流入を記録。一方イーサリアム商品から流出が続く。
13:06
ブラックロック、ビットコインETFの一部懸念をめぐりコインベースに契約修正を要求
ブラックロックがビットコイン現物ETF「IBIT」の資産管理透明性向上へ。12時間以内の引き出し処理を要求。市場の憶測に一石を投じる。
12:28
ビットコイン上昇一服、機関投資家の先週の資金フローは3億2100万ドルの純流入に
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が65000ドルのレジスタンスラインで売り優勢に。前週比ではアルトコインが強気に買われ、ビットコインをアウトパフォームした。
10:31
モジュラー型BC「Celestia」、143億円を調達
モジュラー型ブロックチェーンのCelestiaは、約143億円の資金を調達したことを発表。これからVisaを超えるネットワークの構築を目指すと説明している。
10:20
STEPN GO、アディダスNFTスニーカーをリリースへ
STEPN GOと提携する大手スポーツウェア企業アディダスが、限定のNFTジェネシススニーカー第二弾を抽選販売することを発表した。仮想通貨GMTを1口10000GMTロックアップすることで抽選に参加でき、抽選確率を上げることもできる。
09/23 月曜日
14:30
Cathedra Bitcoin、マイニング事業から軸足移す データセンターとビットコイン購入戦略に転換へ
Cathedra Bitcoinはマイニング事業からデータセンター運営へ転換。米マイクロストラテジーのようなビットコイン購入戦略も導入へ。
14:20
コインベース、cbBTCのソラナネットワーク導入計画を明かす ビットコインのDeFi活用促進へ
コインベースがcbBTCのソラナ導入を計画。仮想通貨ビットコインのDeFi活用拡大を狙う。競合WBTCはアバランチなどに展開したところだ。
14:13
「デジタル資産などの革新的技術を奨励する」ハリス副大統領が仮想通貨に初言及
米民主党大統領候補カマラ・ハリス副大統領が公の場で初めて仮想通貨に言及した。ニューヨーク市の資金調達イベントで、AIやデジタル資産など革新的技術の奨励と消費者保護の両立を強調した。
12:00
共有型のAI経済を目指す、分散型AIブロックチェーンの可能性 Sahara AI CEOインタビュー|WebX2024
グローバルWeb3カンファレンス WebX2024で、パネリストとして登壇した「Sahara AI」のショーン・レン最高経営者がインタビューに応じ、日本ではまだ馴染みの薄いSahara AIについて、背景やビジョンについて語った。
09/22 日曜日
18:00
ソラナ財団幹部に独自取材|WebX2024
ソラナ財団幹部のダニエル・アルバート氏をCoinPostが独自取材。仮想通貨ソラナのエコシステムの現状、ソラナスマホの普及、今後のビジョンなどについて質問した。
12:00
仮想通貨(暗号資産)IEOによる所得の税金はどうなる?確定申告時のチェックポイント|Aerial Partners寄稿
暗号資産(仮想通貨)の損益計算サービス「Gtax」を提供する株式会社Aerial Partners所属の税理士が、IEO(Initial Exchange Offering)に関する煩雑な税金計算や確定申告に関してわかりやすく解説。国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostに寄稿しました。
11:30
利下げサイクル突入でビットコインETFへの資金流入に注視したい|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン(BTC)相場を分析。FOMC明けの今週の対円相場は利下げサイクル突入でしっかりとした推移に。1BTC=64,000ドル〜65,000ドルエリアの上抜けに成功すれば、下降チャネル上限の上抜けも視野に入る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米FRBが4年半ぶり利下げなど
今週は、米FRBの大幅利下げ、米国のドナルド・トランプ前大統領による仮想通貨ビットコイン決済、新経済連盟の税制改正提言に関するニュースが最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧