はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン年末の薄商い急変動とアルトコイン資金循環|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(12/31 AM7時)

2024年の年末、暗号資産(仮想通貨)市場は出来高が少ない薄商いの中、激しい値動きを見せた。機関投資家の参加が減少していることに加え、オプションカットオフや大手取引所のSQ(先物清算)イベントが終了したことにより、相場の上値や下値を抑えていた要因が一時的に解消された状況にある。

出典:Tradingview

関連ビットコイン調整局面続き年末相場奮わず、取引量は前週比64%減

12月30〜31日相場状況

ビットコイン(BTC)はオーダーブックの状況を見ると、Bid(買い注文)とAsk(売り注文)ともに明確な支持線が存在せず、乱高下を繰り返している。年末の出来高が少ない状況下では、一時的な注文によって激しい値動きを見せる、いわゆる「シンプソンズチャート」の形成が確認されている。

また、成行注文の動向を分析すると、デリバティブ市場が主導して売りが進んでいる様子が見受けられる。この背景には、年末の利益確定売りを狙った売りポジションの存在がある可能性が考えられる。

現状分析(12/31日AM7時)

2024年のビットコイン市場は、年初から一時的に1,000万円幅を超える上昇を記録するなど、激動の年であった。過去の急騰した2017年および2021年の翌年をみると、正月期間中に停滞する傾向があった。

一方で、正月のビットコインが停滞する期間中において、アルトコインが上昇する動きが観測されることもある。年末年始は機関投資家の参加が減少し、仮想通貨市場内の市場参加者の変化に起因する資金循環が変化しやすい時期にあり、動向を注視する必要がある。

今後の重要な日程

  • 1/1日 元旦
  • 1/2日 PMI(購買担当者景気指数・確報値) 12月 公表
  • 1/4日 米ISM製造業景気指数 12月 公表

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

関連「来年のビットコインは18万ドル超に達する可能性」Bitcoin Suisseが仮想通貨領域を分析

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ビットコイン|投資情報・価格チャート
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/22 木曜日
13:45
バイナンス、トランプ関連のステーブルコイン『USD1』を新規上場予定
世界最大手取引所バイナンスがWorld Liberty Financial発行のドル裏付けステーブルコインUSD1を5月22日に上場開始。BitGo管理で時価総額21億ドル規模。
13:30
米国のビットコイン保有者5000万人突破、金ホルダーを上回る=Riverレポート
River社が、米国でビットコイン保有者が5,000万人に達しゴールド保有者を上回ったと報告。米国の仮想通貨ビットコイン採用は世界をリードしているとして様々なデータを示した。
12:45
ワールドコイン、WLD価格10%上昇 新たに200億円調達
仮想通貨プロジェクトWorld Network(ワールドコイン)が200億円分のWLDトークンをa16zとベインキャピタルに売却し資金を調達し、米国展開を本格化へ。
12:03
ビットコイン史上最高値11万ドル突破、専門家の年末20万ドル予測も
ビットコインが史上最高値を更新し、11万500ドルを記録した。英スタンダード・チャータード銀行は年末20万ドル、著名投資家は8月15万ドルを予測する理由を解説。ブラックロックCEOの後押しやトランプ政権の規制緩和、米財政不安によるヘッジ需要が上昇要因に。
11:10
「ビットコインは最大100万ドル到達へ」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインの価格が50万ドルから100万ドルに到達すると予想。今回の予想の背景には、米国債入札の低調さがあるようだ。
10:55
VanEck、アバランチ投資ファンド「PurposeBuilt」を立ち上げ
資産運用大手VanEckが仮想通貨アバランチ上のプロジェクトに投資する新ファンドをローンチする。長期的価値を重視し価値ある事業を進めるプロジェクトに投資していく。
10:20
4月に新規採掘超えのビットコイン売却、マイナーの資金難鮮明に 5月の急騰直前=レポート
仮想通貨ビットコインマイニング企業が4月に生産量を上回る115%のビットコインを売却し5月の価格上昇の恩恵を受けられず。ハッシュレート競争激化の中、CleanSparkが40EH/s超え、IRENがRiotを抜き3位に浮上。
09:20
12億円でイーサリアム追加取得、米上場のBTCS社 ETH保有量38%増
米ナスダック上場BTCSが842万ドルで3450ETHを追加取得。保有量12500ETHで38%増。イーサリアム戦略強化でステーキング収益拡大を目指す。
08:25
二代目ソラナスマホのSeeker、独自トークン「SKR」発行へ
仮想通貨ソラナのスマホを開発するソラナ・モバイルは、独自トークンSKRを発行する計画を発表。Seekerの正式な出荷開始日は2025年8月4日に決定した。
07:45
イーサリアム・XRPなど仮想通貨市場で売り圧力が大幅低下=Cryptoquant分析
仮想通貨イーサリアム、XRP、ビットコインの取引所流入量が急減し売り圧力が低下。一方でUSDT在庫は469億ドルの史上最高を記録し、仮想通貨市場の流動性をブーストしている。
07:45
時価総額311兆円到達、ビットコイン 最高値更新でアマゾン超え世界5位に
ビットコイン時価総額が2.16兆ドルに達しアマゾンを上回り世界第5位に。機関投資家による需要がビットコインETFの運用資産額を大幅に押し上げた。
07:30
ビットコイン史上最高値更新、テキサス州法案可決とバンス副大統領期待が後押し|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、22日未明に史上最高値を更新した。その背景には、米国第2位のGDP規模を有するテキサス州において「ビットコイン準備金法案」の成立見込みが高まったことが決定的な要因として挙げられる。
06:29
運用額9兆円のビットコインETF『IBIT』、米ETFランキング5位に急浮上
米ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が1ヶ月で47位から5位へ急上昇。89億ドルの年初来純流入と669億ドルの運用資産を達成し、金など従来の金融商品と肩を並べる存在感を示す。
06:15
ミシガン州で仮想通貨法案4つ提出、州退職基金のビットコイン投資など
ミシガン州でも動き 22日に、ミシガン州議会で4つの仮想通貨関連法案が新たに提出された。 法案は州退職基金のビットコイン投資許可、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の禁止と権利保…
05:40
テキサス州下院がビットコイン準備金法案『 SB21 』を可決 最終成立には上院再承認が必要
テキサス州下院がビットコイン戦略準備金設立法案を可決。上院の再承認が必要で、知事の署名を経て、ニューハンプシャー州、アリゾナ州に続く米国3州目のビットコイン保有州となる見込み。なお、初期投資は数千万ドル規模と予測。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧