はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「米国を仮想通貨の中心地に」トランプ大統領、未来投資イニシアチブ(FII)サミットで再表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に対する決意を強調

ドナルド・トランプ大統領は米国時間19日、「米国を暗号資産の首都(中心地)にする」と改めて表明した。

米マイアミで開催されたFII(未来投資イニシアチブ)研究所主催のPRIORITYサミットに登壇し、経済についての政策方針の一環として言及した。このことが伝わったこともあり、ビットコイン(BTC)など暗号資産市場は下落基調から反発している。

トランプ氏は、「ビットコイン(BTC)が過去最高値を更新したのは、暗号資産(仮想通貨)に対する私の方針を誰もが知っているからだ」と述べた。「米国は、あらゆる面で(世界の)最前線にいたい。その一つが仮想通貨だ」とも続けた。

さらに、大統領就任直後の1月24日に、仮想通貨市場に関する作業部会を設立する大統領令に署名したことについても「バイデン政権による仮想通貨に対する戦争を終わらせた。」「米SEC(証券取引委員会)は最後まで敵対的な政策をとっていたが、大統領選の直前になって有権者の暗号資産支持者の多さに気付き、その態度を軟化させた。」と言及。

「しかし、時すでに遅し。賢明な暗号資産支持者たちは私(トランプ)に投票した。私の行動原理に政治的理由を疑う声もあったがそうではない、あらゆる産業で最前線に立つために正しい判断を下すだけだ。」と主張した。

トランプ氏の具体的な動きとしては、先に挙げた仮想通貨に関する大統領令の発令がある。

この命令に基づく作業部会は、デジタル資産に関する規制枠組みを半年内に策定し、戦略的国家デジタル資産備蓄の創設を評価する任務などを進めていく。

関連トランプ大統領、仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名

バイデン政権では、仮想通貨企業が水面下で銀行サービスから締め出されている状況があった。これもトランプ政権では解除される可能性がある。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長も11日、こうした状況を「見直すべき時だ」と発言した。

その他、米証券取引委員会(SEC)によるバイナンスやコインベース、リップル社などに対する訴訟でも、SECの姿勢が転換する可能性が注目される。

関連パウエルFRB議長「仮想通貨企業の銀行アクセス問題を再検討すべき時」

ビットコイン支持のラトニック氏が商務長官に

米上院は18日、ハワード・ラトニック氏が商務長官に就任することを、51対45の投票で承認した。ラトニック氏は商務長官として、雇用の創出、経済成長、イノベーションの促進に取り組んでいく。

ラトニック氏は金融大手キャンター・フィッツジェラルドを率いてきた人物で「ビットコインのファン」を公言している。「ビットコインは金(ゴールド)のように、世界のどこでも自由に取引できるべきだ」とも述べている。

商務長官就任にあたっては利益相反などを避けるため政府の倫理規定に従い、事業の経営からは退く。

ラトニック氏は関税政策に関してはトランプ氏の意見に賛同しており、上院の指名承認公聴会では、関税がインフレの一因になるという見方を否定。また、関税を活用して、他国に米国に対する輸出障壁を下げるよう圧力をかけることを提唱した。

トランプ大統領は、相互関税を導入することを決定している。各国が米国に対して課す関税やそれ以外の貿易障壁に対して対策を講じる格好だ。

関税は、米国の輸出品に対する関税、および為替レートや付加価値税などの非関税障壁を相殺するために、貿易相手国ごとに設計されることになる。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧