日本の主要3社がBifrostネットワークのバリデーターとして参加
Bifrostは、日本の大手通信会社KDDIと暗号資産交換所OKJ、そしてWeb3専門企業Pacific Metaがネットワークバリデーター(Validator)として参加することを発表しました。3社はBifrostネットワークの検証者として参加し、ネットワークのセキュリティと分散化の強化に貢献する予定です。
KDDI、OKJ、Pacific Meta – Bifrostのバリデーターとして参加
今回の発表は、日本のWeb2を代表するIT企業と、Web2とWeb3の暗号資産を結ぶ交換所、そしてWeb3のエコシステム専門企業という三角構図でBifrostネットワークとの協力が期待できるという重要な意味を持ちます。各企業はネットワークの検証および活性化プロセスに参加し、これによりBifrostはより信頼性の高いネットワークとして成長することが期待されます。
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KDDI: KDDIは日本の通信サービスプロバイダーで、個人顧客向けに「au」「UQ mobile」「povo」ブランドを通じて、また法人顧客向けに「KDDI BUSINESS」ブランドを通じて多様なサービスを提供しています。2022年5月、KDDIは「KDDI VISION 2030:つなぐチカラを進化させ、誰もが夢を実現できる社会をつくる」を掲げました。
このビジョンのもと、KDDIは中期経営戦略(2022年度-2025年度)において「サテライトグロース戦略」を推進しています。5G通信、データドリブン、生成AIに焦点を当て、DX、金融、エネルギー、そしてモビリティ、スポーツ/エンターテインメント、Web3/メタバース、ヘルスケア、宇宙の5つの成長領域を encompassするライフトランスフォーメーション(LX)の分野で付加価値サービスを提供することで、事業成長を加速させています。
「サステナビリティ経営」を核に据え、「サテライトグロース戦略」を活用し経営基盤を強化することで、パートナーとともに社会の持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
OKJ: OKJ(旧OKCoin Japan)は、OK Groupの日本法人として設立され、日本の法律・規制を完全に遵守して運営されています。OK Groupのテクノロジー、プロダクト、そして豊富な専門知識を活用し、OKJは進化する市場ニーズに応え、日本の暗号資産業界の成長に貢献することを目指しています。
Pacific Meta: Pacific Metaは「Web3領域のアクセラレーター」として、国内外のWeb3プロジェクトを一気通貫で支援している会社です。
Web3事業に挑戦する国内外の企業やプロジェクトに対して、Web3の専門知識を活かした資金調達/コンサルティング/事業開発/マーケティングの支援や、グローバルチームであることを活かした国内プロジェクトの海外進出、海外プロジェクトの日本(および東アジア)進出を支援しております。また、自社オフィスであるPacific Hubでは、Web3コミュニティの交流機会を創出しています。
BTCFi – Bifrostの中核金融エコシステム
Bifrostの代表的なWeb3金融サービスであるBTCFiは、ビットコインを活用した次世代金融インフラを構築するプロジェクトです。BTCFiはビットコインを担保とするステーブルコインBtcUSDの貸付サービスを提供し、ユーザーはこれにより追加的な収益創出の機会を得ることができます。
Bifrostは独自開発のBitcoin Relaying Protocol(BRP)を導入し、Native BTCの入出金の全プロセスを分散化されたバリデーターが検証できるようネットワークをアップグレードしました。今回のKDDI、OKJ、Pacific Metaの参加は、BTCFiのセキュリティと信頼性をさらに高める転換点となる見込みです。
BTCFi金融エコシステムの拡大と今後の展望
BTCFiは既存の中央集権型金融システムと差別化されるビットコイン中心の分散型金融(DeFi)サービスを目指しています。KDDI、OKJ、Pacific Metaのバリデーター参加は、BTCFiの信頼性を強化し、日本市場におけるWeb3金融の活性化に貢献することでしょう。
Bifrostは今後もBTCFiエコシステムをさらに拡大し、ビットコインの活用性を最大化する分散型金融サービスを提供するためにグローバルパートナーシップを継続的に拡大する計画です。
今回の発表により、Bifrostはビットコインを活用した新しい金融エコシステムの構築に一歩前進し、BTCFiおよびWeb3金融産業において中核的な役割を果たすことが期待されます。
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