
複数議員から支持
ビットコイン(BTC)推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員(ワイオミング州・共和党)は11日、トランプ大統領が進める戦略的ビットコイン準備金計画を法制化するための法案を再提出した。この動きは、大統領が先週署名した仮想通貨関連の大統領令を立法面から補強するものとなる。
「革新、技術、競争力を最適化された全国的投資を通じて促進する法(BITCOIN法)」と名付けられた同法案は、火曜日よるに発表された声明によると「アメリカの貸借対照表を強化する」ことを目的としている。ルミス議員の報道官によれば、2024年7月に最初に提案されたBITCOIN法は、今回の再提出にあたりいくつかの細かな変更が加えられているという。
ルミス議員はSNS上で「大統領の先見的な行政措置を永続的な法律に変えることで、国家債務に対処しながら世界経済における競争力を維持するため、デジタル革新の可能性を最大限に活用できる」と述べている。同法案はトランプ大統領が戦略的ビットコイン準備金とデジタル資産備蓄を創設する大統領令に署名した数日後に再提出された。
法案の内容によると、米国財務省が運営する「分散型の安全なビットコインボールト(金庫)のネットワーク」が設立される。また「一定期間にわたる100万ビットコイン購入プログラム」も計画されており、これにより「ビットコイン総供給量の約5%に相当する保有を獲得し、米国が保有する金準備の規模と範囲を反映させる」ことを目指している。
資金調達については、連邦準備制度理事会と財務省が保有する既存の資金を多様化することで賄われる予定だ。法案には共和党のジム・ジャスティス、トミー・タバービル、ロジャー・マーシャル、マーシャ・ブラックバーン、バーニー・モレノの各上院議員が共同提案者として名を連ねている。また、共和党のニック・ベギッチ下院議員が下院にも同様の法案を提出している。
また、法案を支持するタバービル上院議員は「戦略的ビットコイン準備金の創設は、米国が世界最強の経済大国であり続けるための重要な一歩だ。国の債務を減らすためにビットコインを使わない理由はない」と述べている。
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