ウォール街の追い風で日経平均が続伸
週明けの東京株式市場では、米国市場の好調を追い風に日経平均株価が大きく上昇。17日の日経平均終値は前週末比343円高の3万7396円となり、続く18日も前日比448円高の3万7845円と上げ幅を拡大した。これは、前週末のウォール街で主要株価指数が下落基調から一転して大幅反発した流れを引き継いだためだ。
また、株価上昇と同時に、投資家の間では次の投資機会を探る動きも活発化している。3月初週に実現した、トランプ大統領の「戦略的ビットコイン準備金」を設立する大統領令への署名を皮切りに、暗号資産市場は活発化。投資家たちの間では仮想通貨の次のバブルを見極めようとする議論が盛んになっており、これを背景に量子コンピューティング関連や新世代のAIインフラを支える半導体企業にも期待が高まっている様子である。
投資家心理が改善した背景
投資家心理の改善の背景には、米国の金融政策に対する安心感もある。米連邦準備制度理事会(FRB)は、3月18日から19日にかけて開催された連邦公開市場委員会(FOMC)にて、政策金利を据え置きつつ、年内に2回の利下げを実施する見通しを示した。このため、現在の市場では金融引き締めに対する警戒感が和らぎ、引き続き利下げ期待から株式への追い風となっている。
実際、FRBの利下げ観測を受けてウォール街でハイテク株主導の上昇が起き、投資家の楽観ムードが高まったとの指摘も。こうした海外発の好材料に支えられ、日本市場でも買い意欲が高まっている形だ。
日本株の今後の見通し
日本株市場について、専門家の見方はおおむね明るい。実際に、良好な企業業績が下支えとなり、2025年末に日経平均が4万5,000円台に達するとの予想も出ている。
ただし、上昇を牽引してきた半導体関連株の先行き不透明感や、これまで株価を押し上げてきた円安効果の薄れなど懸念材料も指摘されている。また、個人投資家の間では、株高に乗り遅れまいというFOMOが広がりつつあり、過去の相場では一般投資家の熱狂がピークを示唆した例もあることから、過熱感への警戒も必要となるだろう。
他のアジア市場との比較
一方、他のアジア市場の動きは日本ほど力強くはない。日本を除くアジア太平洋地域の株式指数は直近でわずか0.2%の上昇にとどまり、中国本土や香港の相場下落が全体の重石となっている。
中国市場では先週までのハイテク株中心の急騰を受けて、利益確定売りが拡大。主要指数のCSI300が0.6%安、香港ハンセン指数も約1.5%下落する場面も見られている。
強気相場は継続か、リスク管理が重要
日本株市場は米国発の好材料に敏感に反応し、堅調な推移を見せている。米国景気や金利動向次第では乱高下の可能性もあるものの、当面は「強気相場」が続くとの見方が優勢だ。
引き続き海外市場の動向や企業業績に目を配りつつ、適切なリスク管理を心がけるべきとされる。
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