はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「イーサリアムを世界を支えるインフラに」EF財団がセキュリティ向上計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムのセキュリティ向上へ

イーサリアム財団は14日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のセキュリティを向上させる取り組み「Trillion Dollar Security(=数兆ドルを支えるセキュリティ)イニシアチブ」を実施することを発表した。

イーサリアムは最も安全なブロックチェーンエコシステムへと発展してきたが、仮想通貨領域で最高水準の安全性を実現するだけでは不十分であると説明。イーサリアムの目標は、インターネットや世界経済を安全に支えることができる「文明規模のインフラ」になり、以前から存在するシステムの安全性や信頼性を超えることであると述べている。

これから、世界のブロックチェーンの活用を支えるために、エコシステム全体でイーサリアムのセキュリティをアップグレードする計画。思い描いているのは、数十億の人々が合計で数兆ドルの資産をイーサリアム上で安全に保管したり、企業や機関、政府が1兆ドル超の価値を1つのアプリやコントラクトに快適に保管したりできる世界である。

関連:イーサリアム財団、組織改革で共同エグゼクティブ・ディレクター制を導入

取り組み内容

具体的には、財団のプロトコルセキュリティ責任者とマネージメントメンバーの2名が今回のプロジェクトを主導。他にもエコシステムからリーダーを3名集め、3段階に分けてセキュリティの向上を進める。

手順としてはまず、セキュリティの強度や攻撃経路について調査を行うため、エコシステムから情報を収集し、特化する内容を特定するためにレポートを作成する計画。この調査はウォレットやスマートコントラクトのセキュリティなど幅広い領域を対象にする。

次に、実施した調査に基づいて改善を実施。短期的な優先順位の高い問題を解決するために財団はエコシステムと密に協力し、長期的な改善プロジェクトには投資を行うと説明した。

最後に行うのは、イーサリアムのセキュリティの高さを効率的に広めること。全てのユーザーがセキュリティが強固であることを理解し、イーサリアムを使用して恩恵を受けられたり、誰もが他のブロックチェーンや既存のシステムと安全性を比較したりできる段階を目指す。

財団は今回の目標を実現するためには、エコシステムからの広いサポートが必要であると説明。専用のフォームや連絡先を設け、個人ユーザーであっても協力してくれるよう求めた。

関連:ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:20
ウクライナ、国家のビットコイン準備金創設へ=報道
ウクライナが国家戦略としてビットコイン準備金創設を進める模様。トルコでのロシア・ウクライナ首脳会談の動きと併せて解説。
11:15
カルダノ創設者ホスキンソン、3700万ウォレットに仮想通貨エアドロップ計画を発表
チャールズ・ホスキンソン氏がConsensus 2025で8つのブロックチェーンをまたぐ「Glacier Drop」を発表。ベンチャーキャピタル排除の新エアドロップ戦略で仮想通貨コミュニティの統合を目指す。
10:30
セイラーのストラテジー社、「ビットコイン戦略でナンバーワンの上場企業へ」=アナリスト
アナリストのジェフ・ウォルトン氏はFTの特集で、ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを基盤に市場で最強の企業になると予測。
09:50
リミックスポイント、ビットコインを追加購入 暗号資産保有総額は111億円超に
リミックスポイントがビットコインを5億円分追加購入。イーサリアムやリップルなども含めた暗号資産(仮想通貨)の総保有額は111億円を突破。Web3領域の投資事業を加速。
09:45
イーサリアム価格急騰の3つの要因とは、資産運用会社が分析
仮想通貨イーサリアムの価格急騰の背景には、ステーブルコインとトークン化、Layer 2の進展、投資家のショートポジション解消などが影響。市場動向と成長要因を詳しく解説。
09:31
BTC以外の仮想通貨に分散投資するメリット、Bitwise幹部が考察
ビットコイン以外の仮想通貨にも分散投資を行うメリットをBitwise幹部が考察。インターネット業界の株価の歴史を例に挙げ、大多数の投資家がアルトコインも保有すべきだと主張している。
09:25
メタプラネット1Q決算、ビットコイン投資で135億円の含み益
メタプラネットが2025年第1四半期決算を報告。5月時点で保有ビットコイン量が6,796BTCに到達し含み益へ転換している。株主数も増加中だ。ビットコイン財務戦略の最新状況を解説する。
08:41
テザー社、AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表 ビットコインとUSDT決済も対応
テザー社が分散型AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表。ユーザーのデバイス上でAIが動作し、クラウド接続不要。AIエージェントがビットコインやUSDTで自律取引が可能。2025年第3四半期リリース予定。
06:35
イーサリアム財団、セキュリティ向上計画を発表
イーサリアム財団は、仮想通貨イーサリアムのセキュリティを向上させる取り組みを発表。イーサリアムの目標は、インターネットや世界経済を安全に支えることができる文明規模のインフラになることだとした。
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧