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個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

個人のノード運用を容易に

イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は19日、イーサリアム(ETH)のレイヤー1(L1)拡張性問題を解決するための新ロードマップを発表した。高いガスリミットでもノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」という新概念を中心に据えた計画だ。

ブテリン氏は「L1ガスリミット増加への最も一般的な批判は、ネットワーク安全性への懸念を超えて、フルノードの運用を困難にすることだ」と指摘。フルノードはユーザーがブロックチェーンに「信頼不要で検閲耐性があり、プライバシーに配慮した方法」でアクセスできる重要な役割を果たしている。(ガスリミットが高ければ、より多くの取引を処理できる。)

短期的な優先事項として、ノードが保存する履歴データを36日分に制限する『EIP-4444』の実装、分散型履歴データ保存ソリューションの構築、ストレージをより高価に実行をより安価にするガス価格調整を挙げた。中期的には「ステートレス検証」によりノードのストレージ必要量を約50%削減する計画も示している。

ステートレスとは

ブロックチェーンにおいて、ノードがすべての状態(ステート)データを保持せずに、必要な情報だけを検証する仕組みのこと。これにより、ノードの負担を軽減し、ネットワークの拡張性や運用の容易さを向上させることができる。

新提案の核心は「部分的ステートレスノード」で、これによりL1ガスリミットを10〜100倍増加させる可能性があるという。このノードはブロックを検証し、全データを保存せずにチェーン全体を検証する機能を持ち、ユーザーが選択したデータサブセットのみを保存するよう設計されている。

設定例として「スパム契約を除くすべてのステート」「EOA、SCW、一般的なERC20・ERC721トークンとアプリケーションに関連するステート」「過去2年間にアクセスされたEOA、SCW、一部のERC20トークン、厳選されたDeFiやプライバシーアプリケーション」などが挙げられている。これにより、ユーザーは必要なデータへのローカルアクセスとプライバシー保護を両立できるようになる。

ローカルとは

IT分野におけるローカルとは、ユーザーの手元にあるパソコンなどの機器やネットワーク、その利用環境を指す。ネットワークに接続されていない機器を指すケースも多い。

この新アプローチにより、イーサリアムは安全性と分散性を維持しながら大幅な拡張性向上を実現し、個人によるノード運用のハードルを下げることを目指すという。

関連:イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?

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