はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン史上最高値11万ドル突破、専門家の年末20万ドル予測も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.7%の1BTC=110,500ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。

BTC/USD 日足

関連:ビットコイン史上最高値更新、テキサス州法案可決とバンス副大統領期待が後押し|仮想NISHI

著名投資家のPeter Brandt氏は、ビットコインが現在強い上昇トレンドにあることを確認し、8月までに12万5000ドルから15万ドルに達する可能性があると予測した。

Titan of Crypto氏も強気姿勢を堅持している。

同氏は「(トランプ関税ショックで)市場がパニックになっている時にもビットコインを積み立て続け、時には多くの批判を受けた」と振り返り、「今でも傍観している人たちを想像してみてほしい」と言及し、出遅れている層が少なくないことは相場の上昇余地を示していると示唆した。

チャートにはフィボナッチ・エクステンション(Fib Extension)による価格目標が設定されており、100%リトレースメント地点で13.5万ドルをターゲットにした。調整局面では重要なサポートラインでの反発も確認されており、テクニカル面での強さが裏付けられている。

関連:過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆

専門家の見解は

英スタンダード・チャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏は、ビットコインが2025年末までに20万ドルに達すると予測している。

投資会社ギャラクシー・デジタルのマイク・ノボグラッツCEOは、ブルームバーグとのインタビューで市場上昇の背景を説明した。「ブラックロックのラリー・フィンクCEOが『ビットコインは真の資産』と宣言したことが転換点だった。世界最大の資産運用会社の後押しで、多くの企業が追随した」と述べている。

さらに、SEC(米証券取引委員会)の規制姿勢が厳格だったゲンスラー前委員長から、暗号資産に理解を示すトランプ政権への転換が「国内外で投資意欲を解放した」と分析した。

ノボグラッツ氏は、米国の財政状況の悪化も仮想通貨市場にとって追い風になっていると指摘する。「債務対GDP比の高止まり、利回り曲線の下落、ドル安圧力など、厳しい財政状況がビットコインや仮想通貨にとって良い環境を作っている」と説明した。実際、米国債の実質利回りは5%に達しているものの、債務水準の上昇と大量の国債発行により、一部投資家は従来の「安全資産」に疑問を抱き始めている。

21日の米株式市場は大幅下落となった。ダウ平均は1.69%安、S&P500は1.16%安と軒並み売られ、投資家のリスク回避姿勢が表れた。

そのような状況にある中、アナリスト間では、投資家が長期的なインフレと財政不安定へのヘッジ手段として、従来の債券や株式からビットコインへ資金をシフトさせているとの見方が強まっている。

ハイリキの鯨

DEX(分散型取引所)ハイパーリキッド(Hyperliquid)のクジラ(大口投資家)の影響を指摘する声もある。40万ドルの資金から取引を開始し、その後40倍のレバレッジを活用して約10億ドル規模のロングポジションまで拡大させた。

ハイパーリキッドは、イーサリアムのL2ネットワークであるArbitrum上で動作する分散型取引所で、独自の高速ブロックチェーンを使用している。

全ての取引がブロックチェーン上で公開されるため、この大口投資家の動向は他の投資家によってリアルタイムで追跡可能となっており、市場の透明性向上に寄与している一方で、他の投資家の取引行動にも一定の影響を与えた可能性がある。

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/21 木曜日
07:25
ウィンクルボス兄弟、仮想通貨PAC団体に188BTC追加寄付 トランプ政権支援強化
ジェミニ取引所創設者ウィンクルボス兄弟がデジタル・フリーダム・ファンドPACに2,100万ドルをビットコインで寄付。仮想通貨政策推進とトランプ政権支援を表明。
06:20
米仮想通貨現物ETFから資金大量流出、FRB政策に不透明感
米国の仮想通貨ビットコインETFから1日で5.23億ドル、イーサETFから4.22億ドルの大量資金流出。FRB利下げ期待後退とインフレ懸念で機関投資家がポジション調整か。
05:45
米FRB理事、ステーブルコインの可能性を評価
FRBウォーラー理事が仮想通貨決済技術を「新技術に過ぎない」と評価。ステーブルコインの小売・国際決済改善効果とドル国際化への貢献可能性を強調。
05:35
中国政府、人民元連動ステーブルコイン発行を検討=報道 
中国国務院が人民元連動ステーブルコイン発行を今月審議する予定。人民元の国際的地位向上と米ドル支配からの脱却を狙う。
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧