はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン史上最高値更新、テキサス州法案可決とバンス副大統領期待が後押し|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(5/22 AM7時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、22日未明に史上最高値(ATH)を更新した。その背景には、米国第2位のGDP規模を有するテキサス州において、「ビットコイン準備金法案」が上下両院(上院での再承認が必要)で可決し、成立の見込みが高まったことが決定的な要因として挙げられる。

関連:ビットコイン、4ヶ月ぶりの過去最高値更新で109500ドルまで上昇

5月21〜5月22日相場状況

ビットコインのデリバティブ市場全体を俯瞰すると、未決済建玉(Open Interest, OI)は依然として高水準を維持している。(下画像赤枠)。一方で、ファンディングレートは一部でマイナス圏に突入しており(下画像青枠)、史上最高値を更新したにもかかわらず市場の姿勢は中立的であると見受けられる。

オプション市場に目を向けると、11万ドルを超える価格帯において建玉が増加している(下画像赤枠)。特に、13万ドルの建玉が急増している点は特徴的に見受けられる。このことから、市場参加者の目線は更なる高値更新にシフトしていると考えられる。

現状分析(5/22日 AM7時)

約4か月ぶりのビットコイン最高値更新の背景には、20日に成立に向けて前進したステーブルコイン規制法案(GENIUS法案)の存在や、米国各州において仮想通貨に友好的な法案の成立、またはその見通しが相次いでいるという政策的な追い風が顕在化している。

加えて、米国債の格下げを契機とする米国資産への信認低下が進む中、国家に依存しない「無国籍資産」としてのビットコインの相対的な価値が改めて見直されつつある。

さらに、5月27日より開催される「Bitcoin2025」カンファレンスにおいて、バンス米国副大統領が基調講演を行う予定であり、仮想通貨に関する新たな政策発表への期待が高まっている。このような複合的要因が、現在のビットコイン市場の上昇基調を強力に支える要素となっている。

関連:テキサス州下院がビットコイン準備金法案『 SB21 』を可決 最終成立には上院再承認が必要

今後の重要な日程

  • 5/22日 ビットコインピザデー
  • 5/22日 米PMI公表
  • 5/27日 米消費者信頼指数
  • 5/27日 Bitcoin 2025、バンス米副大統領演説(~29日)
  • 過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    06:20
    米仮想通貨現物ETFから資金大量流出、FRB政策に不透明感
    米国の仮想通貨ビットコインETFから1日で5.23億ドル、イーサETFから4.22億ドルの大量資金流出。FRB利下げ期待後退とインフレ懸念で機関投資家がポジション調整か。
    05:45
    米FRB理事、ステーブルコインの可能性を評価
    FRBウォーラー理事が仮想通貨決済技術を「新技術に過ぎない」と評価。ステーブルコインの小売・国際決済改善効果とドル国際化への貢献可能性を強調。
    05:35
    中国政府、人民元連動ステーブルコイン発行を検討=報道 
    中国国務院が人民元連動ステーブルコイン発行を今月審議する予定。人民元の国際的地位向上と米ドル支配からの脱却を狙う。
    08/20 水曜日
    20:06
    SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
    SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
    14:40
    WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
    国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
    13:15
    イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
    クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
    13:00
    J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
    大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
    11:45
    JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
    JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
    11:25
    岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
    仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
    10:30
    スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
    米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
    10:20
    テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
    WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
    10:15
    ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
    仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
    08:12
    ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
    ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
    07:00
    カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
    医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
    06:35
    米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
    米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧