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サークル株価 史上最高値更新、米ステーブルコイン規制法案採決と大手企業参入期待で高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

複数材料が追い風に

USDC発行企業サークル(NYSE: CRCL)の株価は16日夜、164.7ドルまで上昇し史上最高値を更新した。2週間前にIPOで上場したばかりで、米国でのステーブルコイン規制法制化の進展と大手企業の仮想通貨決済参入期待を受けて再び高騰した。

出典:ヤフー

米上院は今週火曜日、ステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施する予定だ。同法案はステーブルコインに米ドル完全裏付けを義務付け、時価総額500億ドル超の発行体に年次監査を要求する包括的規制を導入する。トランプ政権顧問団が支持を表明し、8月までの法制化を目指している。

また、16日の報道によると、米金融大手JPモルガン・チェースが新たなブロックチェーン資産「JPMD」の商標申請を行い、独自ステーブルコイン発行への憶測が高まっている。商標申請は先週日曜日付で米特許商標庁に受理されており、デジタル資産取引や決済サービスでの利用が想定された内容となっている。

さらに、ウォルマートやアマゾンなど米大手小売企業も独自ステーブルコイン発行を検討していることが13日のウォール・ストリート・ジャーナル報道で明らかになった。エクスペディア・グループや航空会社を含む多国籍企業も同様の取り組みを協議中とされ、大手企業のステーブルコイン決済導入機運が高まっている。

関連:ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落

小売企業のステーブルコイン決済導入により、従来の決済システム迂回で年間数十億ドルの手数料削減が可能となる。カード決済の交換手数料や決済遅延問題の解決効果も期待され、特に海外サプライヤーとの取引効率化が見込まれる。ステーブルコインの普及が加速する中、現在唯一上場しているステーブルコイン企業であるサークルへの資金流入期待が株価上昇を後押ししていると見られている。

関連:ステーブルコイン「USDC」の買い方、DeFi運用・使い方を徹底解説

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