
株価一時暴騰も反落
ナスダック上場の米不動産アセットマネージャーのキャリバーは28日、取締役会でデジタル資産のトレジャリー戦略(DAT戦略)を正式承認したと発表した。同社は29億ドル超の運用資産を持つ不動産投資会社で、16年間にわたりホテル、集合住宅、産業用不動産の開発・管理を手がけている。
今回の発表を受け、同社の株価は2倍以上急騰したが、取引時間外では大幅に反落している。
新戦略では企業トレジャリー資金の一部をチェーンリンク・プロトコルを支えるLINKトークンの取得に割り当て、長期保有と利回り創出を目指す。同社はLINKを高品質で流動性の高いデジタル資産として評価し、長期的な価値上昇ポテンシャルを有する備蓄資産として位置づけている。
キャリバーは新戦略の実行に向け、デジタル資産とブロックチェーン専門家で構成される仮想通貨諮問委員会(CCAB)を設立した。同委員会は戦略の実施・監督・継続的開発について経営陣と取締役会に助言を提供し、業界のベストプラクティスとの整合性確保を支援する。
クリス・ロフラーCEOは声明で「デジタル資産戦略の実施により当社の貸借対照表を強化し、デジタル金融の未来と歩調を合わせることができる」と述べた。同社は既存の株式与信枠と現金準備金、株式ベース証券の発行を通じてLINK取得資金を調達する計画だ。
LINKはブロックチェーンのスマートコントラクトに安全な実世界データを提供する分散型オラクルネットワーク「チェーンリンク」のネイティブトークンだ。マスターカード、DTCC、SWIFTとの最近の提携成功により、従来の金融とブロックチェーン生態系を結ぶ基盤インフラとしての地位を確立している。
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