
Pyth価格70%高騰
米商務省は8月28日、連邦政府機関として初めて経済統計データをブロックチェーンに公開すると発表した。7月のGDP(国内総生産)データから開始し、GDPやPCEを含む第2四半期の統計をブロックチェーン上で配信している。
商務省はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、トロン、ステラー、アバランチ(AVAX)、アービトラム・ワン、ポリゴン・PoS、オプティミズムの9つのブロックチェーンにGDPデータの公式ハッシュを公開した。
データはパイス(Pyth)とチェーンリンクのオラクルプロトコルを通じて配信され、コインベース、ジェミニ、クラーケンが取引手数料の支払いに必要な仮想通貨購入で協力した。
この動きを受け、Pythトークンの価格は一時70%以上急騰した。
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ハワード・ラトニック商務長官は「商務省とトランプ『仮想通貨大統領』が経済統計データをブロックチェーンで公開するのは適切だ」と述べた。同長官は「アメリカの経済真実を不変かつグローバルにアクセス可能にし、世界のブロックチェーン首都としての地位を確固たるものにしている」と強調した。
技術的には商務省が経済分析局の第2四半期GDP報告書のPDFファイルにSHA256ハッシュを適用し、生成されたハッシュ値をスマートコントラクトのメモやデータとして各チェーンに埋め込んだ。この手法により政府統計の完全性と改ざん不可能性を保証している。
今回の取り組みはトランプ政権の仮想通貨推進政策の一環として位置づけられ、政府全体の概念実証を目指している。商務省は今後、他の経済指標や追加のブロックチェーン、オラクル、取引所の活用範囲を拡大していく予定だ。
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