はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

著名投資家ダリオ「政府債務増大で仮想通貨やゴールドの価格上昇」と見解

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

法定通貨の価値下落と仮想通貨

世界最大級ヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」創設者レイ・ダリオ氏は3日、政府債務増大で準備通貨としてのドルなどの魅力が損なわれていることが、暗号資産(仮想通貨)やゴールド(金)の上昇の一因だと述べた。

ダリオ氏は、フィナンシャル・タイムズが自身の見解を不正確に報じたとして、同紙に書面で提出したインタビューの回答原文をX上で公開した形だ。

「仮想通貨はドルを代替できるか」という質問に対して、ダリオ氏は、仮想通貨は供給量が限られていると指摘。このため、他の条件が同じだと仮定して、ドルの供給量が増加したり需要が減少すれば、仮想通貨は魅力的な代替となる可能性が高いと回答している。

供給上限については、特にビットコイン(BTC)に言及したものとみられる。さらに、次のように続けた。

ほとんどの法定通貨、特に多額の負債を抱える法定通貨は、富の有効な貯蔵庫としての機能を果たせなくなり、「ハードカレンシー」に比べて価値が下落するだろうと私は考えている。

これは1930年代から1940年代、そして1970年代から1980年代に実際に起こったことだ。

ダリオ氏は、金や仮想通貨を「ハードカレンシー」として捉えている。過去に米ドルの信用力が低下し、ゴールドの地位が高まった時期に言及した格好だ。

ダリオ氏は7月、主要国の債務問題を背景にしてポートフォリオの15%をビットコインと金に配分するよう推奨している。

関連:著名投資家ダリオ、ビットコインと金を15%配分すべきと推奨

ステーブルコインがもたらすリスクは

「ステーブルコインが米国債に対して持つエクスポージャーは、潜在的なシステミックリスクとなるか」という質問に対しては、ダリオ氏は「そうは思わない」と回答した。

インフレなどによる米国債の実質購買力低下は現実的なリスクだが、ステーブルコインについては適切に規制されていれば、広い金融システムにおよぼすリスクは生じないはずだとの見解を示している。

米ドル建てステーブルコインの多くは、裏付け資産として米国債を大量に保有しているところだ。このため、米国政府もステーブルコイン促進は米ドルの国際的な地位強化につながるとみなしている。

7月にはステーブルコイン規制の「ジーニアス法案」が成立し、ドル建てステーブルコインは米ドルや財務省証券などの流動資産によって完全に裏付けられることが義務付けられた。

関連:ジーニアス法成立後のステーブルコイン世界覇権争い、日本は規制先行も普及に課題|WebX2025

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

その他、ダリオ氏は現在の状況を、各国は金利上昇を容認してデフォルト危機のリスクを負うか、債務返済のために紙幣を増刷して通貨価値をさらに下落させるかの選択を迫られる状況だと指摘。今後数年間で劇的な転換がない限り、どちらの場合でも金融秩序が脅かされると意見した。

また、政府債務、政治、気候変動、AI(人工知能)などの相互作用が今後5年間で巨大な変化をもたらす可能性があると注意を促している。

関連:レイ・ダリオが語る秩序の崩壊 仮想通貨は避難先になり得るか?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/09 火曜日
13:10
バイナンスジャパン、BNB還元カードの利用動向を公開 月平均利用回数が業界平均を上回る
バイナンスジャパンが仮想通貨BNBを還元する『Binance Japan Card』の利用動向を発表した。アクティブユーザーの月平均利用回数は業界平均を上回り、日常使いが浸透していた。
11:27
アーサー・ヘイズ、AIバブルの崩壊シナリオを分析 HYPEなど4銘柄売却しBTC・ETHは保有継続
ビットコインファンドMaelstromのアーサー・ヘイズ氏が6月8日付レポートで相場観を公開。AIバブル崩壊がBTCを道連れにする短期シナリオを提示し、HYPEやNEARなどアルトを売却済みと明かした。油価上昇・AI課税リスク・3大AI IPOを「3つの針」と位置付ける分析を読む。
11:25
メタマスク、AIエージェント向けウォレットをローンチ
仮想通貨ウォレットのメタマスクは、AIエージェント向けのウォレッをローンチ。イーサリアムやハイパーリキッドなど25超のチェーンに対応し、早期アクセスプログラムを開始した。
11:00
FTX前CEOサム氏、トランプ大統領に恩赦嘆願書を提出
FTX前CEOサム・バンクマン=フリード氏がトランプ大統領への恩赦嘆願書を提出した。即時釈放ではなく刑期満了後の公民権回復を求める内容だ。同氏は再審請求も行っている。
10:45
10:10
米投資銀行、ビットコインの「退屈サイクル」は価値保存論を損なわず
米投資銀行バーンスタインは、2026年にビットコイン現物ETFが26億ドルの純流出を記録した一方、企業財務による購入が流出を補い、長期的な価値保存論は維持されているとの見方を示した。
09:47
ヒューマニティプロトコル関連ウォレット、約30億円流出 Hトークン85%下落
オンチェーン分析家のスペクターが報告。ヒューマニティプロトコルに関連する17以上のウォレットから合計1,900万ドル超が流出し、Hトークンは24時間で85.6%急落。原因は不明で調査中。
08:30
ストラテジー、優先株配当を月2回払いに変更 配当支払い圧力も浮上
ストラテジーは8日の年次株主総会で、優先株STRCの配当を月1回から半月ごとの月2回に変更する定款修正案を可決した。年率11.5%は据え置き、6月末から新方式に移行する。
08:20
ビットコインは6万ドルの水準を維持できるか、コインシェアーズが分析レポート公開
コインシェアーズは、最近の仮想通貨の弱気相場の原因は構造的な変化ではなく、センチメントの悪化であるとの見方を示した。レポートで相場に影響している材料を分析している。
07:20
シトリーニ・リサーチがHYPEを強気評価、買い戻し累計20億ドル超を根拠に
AIバブル警告で市場を揺るがしたシトリーニ・リサーチが、ハイパーリキッドのHYPEトークンを有望投資先と評価。年換算10億ドル超の手数料収益と大規模な自社買い戻しプログラムを根拠に挙げた。
06:30
コインベース幹部「機関投資家はビットコイン6.5万ドルの安値を歓迎」
コインベースの機関投資家戦略責任者がCNBCで、ファミリーオフィスや政府系ファンドがビットコインの下落局面を積み増し機会と捉えていると述べた。
05:55
コインベースやリップル含む200超の業界団体、クラリティー法案の上院本会議採決を催促
コインベースやリップルなど200超の仮想通貨企業・団体が連名書簡を米上院指導部に送付し、クラリティー法案の本会議採決を促した。一方、JPモルガンは年内成立を阻む複数の障害を指摘。
05:35
ビットマイン、342億円相当イーサリアムを追加取得
米イーサリアム・トレジャリー企業ビットマインは8日、先週126,971ETHを追加取得したと発表した。ETH総保有量は554万ETH超・総供給量の4.59%に達し、5%到達目標の達成率は92%まで進んだ。
06/08 月曜日
21:10
【速報】ストラテジーが1550BTCを追加購入、32BTC売却後初のビットコイン買い戻し
ビットコイン保有上場企業のストラテジーが先週1,550BTCのビットコインを追加取得したと発表した。5月末に32BTCを売却して以来の購入再開となり、市場心理を改善した。
15:35
ジーキャッシュ、流通量検証の新提案「Ironwood」 偽造脆弱性受け
ジーキャッシュ(ZEC)のOrchardプールで発覚した偽造脆弱性を受け、Shielded Labsらが流通量の独自検証を可能にするネットワークアップグレード「Ironwood」を提案。ターンスタイル機構の仕組みと7月末を目標とする実施計画を解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧