WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン反発も、利益確定リスクも上昇中=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 7.6万円付近で上値抵抗
  • 大口流入で利益確定リスク高まる

トレーダーの平均取得価格が抵抗線に

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは15日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)は上昇しているが、取引所への資金流入が増加し、利益確定リスクが高まっていると分析した。

ビットコイン価格は、前月の過小評価、米イラン紛争の一時的な沈静化、さらに米ドル安に支えられて7万6,000ドル超まで上昇した。これは、2026年2月4日以来の高値である。

関連記事:S&P500、終値で初の7000ポイント超え イラン停戦期待で米国株が「原油ショック」から大幅回復

米主要指数S&P500が過去初めて7000ポイントを超える終値を達成。イラン・米国間の停戦期待とテック企業の堅調な業績見通しにより、3月の9%下落から急速に回復。インフレ懸念の軽減が投資家心理を改善した。

しかし、この上には短期トレーダーの平均BTC取得価格である、トレーダー・オンチェーン実現価格の7万6,800ドルの水準が存在。この価格は、過去に強力な弱気相場の抵抗線として機能してきたものだ。

この水準に達すると、損益分岐点に近い保有者が売却を促され、それ以上の上昇を抑制することが考えられる。今年1月の反発局面でも、この水準で価格が抑えられ、その後下落に転じていた。

出典:クリプトクアント

取引所への大口流入で利益確定リスクが急増

また、レポートによると、ビットコインの取引所への1時間当たりの流入額は約11,000BTCに急増しており、2025年12月下旬以来の最高値を記録している。クリプトクアントは、ビットコイン保有者が、7万6,000ドルという主要な抵抗線を意識し、売却できるように取引所に移動させていることが背景にあると指摘した。

また、取引所への平均入金額は2.25BTCに急増し、2024年7月以来の最高値となった。バイナンスへは、それぞれ1,000BTCを超える複数の大規模送金があり、これが平均額を押し上げた。

このことは、流入の急増が個人投資家ではなく大口投資家によるものであることを示しており、過去データを見ると、持続的な売り圧力と価格の下落に先行するパターンだ。

取引所流入額全体に占める大口預金の割合は、数日で10%未満から40%以上に急上昇。クリプトクアントは、76,000ドル付近の抵抗線において、機関投資家による短期的な売り圧が高まる可能性を示唆していると述べる。

過去のデータでは、大口投資家による送金の割合が40%を超えると、短期的な売り圧力が高まる傾向が見られた。

関連記事:著名投資家ティム・ドレイパー、ビットコイン25万ドル予測を再強調 Mt.Gox経験が支えた強気姿勢

シリコンバレーの伝説的VC投資家ティム・ドレイパー氏が、ビットコインの歴史的逸話と将来予測を公開。18ヶ月以内に25万ドルに到達するとの強気見通しを示し、機関投資家の動向や法定通貨への懸念を背景に語る。

利確の程度について

さらに、1日あたりの実現利益(利益確定)は、まだ約5億ドル程度にとどまっている。これは、過去の弱気相場で大きな利確の急増を示してきた10億ドルという水準を下回っており、売りがまだピークに達していないことを示す。

クリプトクアントは、ビットコインが76,000ドル付近で推移するか、トレーダーの平均BTC取得価格である76,800ドルに向けて上昇した場合、利益確定が急激に増加し、短期的な売り圧力がさらに高まる可能性があるとしている。

1日あたりの利益確定が10億ドル、あるいはそれ以上となる水準に向けて売り圧が強まり、上昇局面の停滞または反転が起こる確率が高まると分析した。

関連記事:ビットコイン、市場安定化の兆しも依然として確信欠如 7.8万ドルの天井突破に課題か=Glassnode分析

ビットコインは74,000ドル付近まで回復したものの、Glassnodeは「フロー主導の脆弱な反発」と分析する。7.8万ドルの真の市場平均突破には強い需要の継続が必要とされている。

さらに、オンチェーン分析企業Glassnodeも今週、ビットコインの反発はフロー主導で脆弱なものにとどまっているとの週間レポートを発表。回復は依然として不均一で、確信を持てる局面には至っていないと結論している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/16 木曜日
17:36
ビットコイン、損失保有UTXO増加は蓄積機会と分析=アナリスト
アナリストのDarkfost氏がCryptoQuantのデータを基に指摘。損失を抱えるUTXOと利益UTXOの比率が過去の下落相場に匹敵する水準まで上昇しており、長期投資家にとっての蓄積機会になり得るとの見解を示した。
17:00
機関投資家と仮想通貨ETF、米国の教訓と日本の展望|WebX2026
米国でのビットコイン現物ETF承認から約2年半。機関投資家の参入はどこまで進んだか。WebX 2026では、ビットワイズ出身のダウリング氏、フィデリティ・インターナショナル、コインベース、ブラックロック・ジャパンが登壇し、承認プロセスの教訓と日本市場の展望を論じた。
17:00
a16zポートフォリオ3社が示すWeb3の次の一手|WebX2026
a16zの投資先ナンセン・ジト・カントン・ファンデーション3社がWebX 2026に登壇。AIエージェントが変えるトレードの民主化、ジトのJTX始動、機関投資家のオンチェーン移行の本質、日本のレポ市場やJGBのオンチェーン化まで幅広く論じた。
16:35
米上院、FTX創業者恩赦に反対決議可決
米上院は7月16日、FTX共同創業者サム・バンクマンフリード被告への恩赦・減刑に反対する決議(S.Res.772)を全会一致で可決した。同被告は禁錮25年の判決を受け服役中で、大統領への恩赦を申請している。
15:25
FRBウォーシュ議長、仮想通貨も救済せずと証言
FRBのケビン・ウォーシュ議長は7月14日の米下院公聴会で、仮想通貨業界が危機に陥った場合でも救済しない方針を示した。ステーブルコイン破綻時の対応を問われたが、明確な確約は避けリスク抑制に努める姿勢を強調した。
15:00
bitFlyerが新ブランドと機関投資家向けPrimeを発表|WebX2026
bitFlyerが設立12周年を機にブランドロゴとアプリを刷新。欧州でMiCAライセンスを取得したほか、機関投資家・上場企業向けの新サービス「bitFlyer Prime」を発表。加納裕三CEOと金光碧CPOがWebX2026で語った内容をレポートする。
14:08
ビットコイン独歩安の主犯は需要減でなくレバレッジ=NYDIG
NYDIGの四半期レポートによると、ビットコインの下落は現物需要ではなく先物レバレッジの再構築が主因という。DAT(デジタル資産トレジャリー企業)は需要要因から供給リスクへ転じ、ETFも資金流出が継続している。
13:22
「OUSD」が「USDC」に与える影響、コインシェアーズ考察
多数の大手企業が参画予定の新ステーブルコイン「OUSD」の登場は、既存のUSDCやUSDTにどのような影響を与えるのか。コインシェアーズが分析した。
13:15
「仮想通貨の冬」でも関連株は23%のリターン、主要資産クラスを上回る=ビットワイズ分析
ビットワイズは2026年Q2レポートから抜粋した最重要と考える5つのチャートに基づき、「強気相場は至る所にある」との分析を示した。最も顕著なのは、仮想通貨全体は36%下落した一方、関連株指数が23%のリターンを記録した例だ。そのほか、分散型金融アプリ、RWAのトークン化、予測市場の領域では強気相場の様相を見せている。
11:30
RWA永久先物取引所Ostium、約29億円のUSDCが不正流出か
RWA永久先物取引所Ostiumから約29億円のUSDCが不正流出した可能性が浮上。問題が発生したことはOstiumのチームも認めており、現在も対応を継続している。
11:00
ビットコインポリシー研究所、380万ビットコイン訴訟に被告参加
米シンクタンクのビットコインポリシー研究所(BPI)が、380万BTCの所有権を求めるニューヨーク州の訴訟に被告として参加を申請した。自社の長期保有BTCも対象と同じ特徴を持つとして、遺失物法の適用に反論する構えだ。
11:00
HYPE投資企業Hyperion DeFi、HIP-3無期限先物でスキューと提携
米ナスダック上場DAT企業ハイペリオン・ディーファイは15日、スキュー・テクノロジーズとHAUS契約を締結した。50万HYPEをHIP-3無期限先物市場の展開に投じ、株式参加権と手数料収益の分配を受ける。
10:30
ビットコイン、底固め局面で反発の兆し、米ドルとの逆相関強まる=グラスノード
グラスノードの週間レポートによると、仮想通貨ビットコインは底固めの最中で反発の兆しを見せる一方、短期保有者の取得単価が次の関門に。ドルとの逆相関も強まっている。
09:54
Base創設者、SNS施策不振を認めアプリ統括退任
Base創設者のジェシー・ポラック氏は、Base公式アプリの運営統括をコビー氏(ジョーダン・フィッシュ氏)に移管すると発表した。SNS関連施策の不振を認め、今後はトレーディング・決済・AIエージェントを軸にチェーン基盤整備に専念する。
09:13
米財務省、イラン中銀関連のウォレットに制裁措置
米財務長官は、米財務省の外国資産管理局がイラン中央銀行に関連するウォレットに制裁措置をとったと発表。外国資産管理局は、仮想通貨トロンのブロックチェーン上のアドレスを制裁対象リストに追加したことを発表した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧