WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

RAVEトークン、約100倍急騰後に98%急落 バイナンス・ビットゲットが市場操作疑惑を調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ZachXBT氏がインサイダーのポンプ・アンド・ダンプを告発
  • RaveDAOチームは価格操作疑惑を否定

ポンプ・アンド・ダンプの可能性

大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスとビットゲットは18日、「RaveDAO」のガバナンストークンRAVEをめぐり市場操作の可能性が浮上したことを受け、同トークンの取引活動について調査を開始すると発表した。

この背景には、オンチェーン調査員のZachXBT氏の告発がある。同氏はインサイダーがRAVEのポンプ・アンド・ダンプ行為に関与していた可能性を指摘し、バイナンス、ビットゲット、ゲートに調査を要請。さらに、同氏は当初1万ドルの報奨金を提示し、その後コミュニティ支援を受けて2万5,000ドルに増額した。

RaveDAOはバイナンスとビットゲットが公式に調査開始を発表した直後に関与を否定する声明を公表。その後、ゲートも調査開始を発表した。

RaveDAOは2023年にローンチしたWeb3エンターテインメントプロジェクトで、電子音楽イベントを軸にオンチェーンチケット販売やコミュニティガバナンスを展開。ドバイ、シンガポールなどでリアルイベントの開催実績があり、バイナンス、OKX、ビットゲット、ポリゴンと提携している。

一方、 RAVEトークンは、総供給量10億トークンのうち、実際に流通しているのは約2億4,800万トークン(24.8%)にとどまる。市場関係者の間では、こうした供給構造について、価格変動を増幅させやすく、少数の保有者が大きな影響力を持つ可能性があるとの指摘も出ている。

市場操作疑惑は、今月に入りRAVEトークンが約10,000%急騰して史上最高値(27.88ドル)を更新した直後に急反落し、大量のレバレッジ清算が発生したことを受けて浮上した。

4月1日時点で約0.25ドル前後だったRAVEの価格は、18日には27.88ドルまで急騰し、月間上昇率約10,000%・週間1,200%以上・24時間で約50%上昇を記録した。時価総額は約66億ドルに達し、一時はCoinGeckoランキングでトップ20にランクインした。

しかし、その勢いは長くは続かず、RAVEはピーク直後から急反落し、執筆時点では最高値から約98%下落した水準で推移している。

急騰時には約3,000万ドル規模のレバレッジ清算が発生し、1万6,000人近くのトレーダーが影響を受けた。単一最大清算額は約16万ドル超。一方、急落局面でも数千万ドルの清算が連鎖し、投資家に巨額の損失をもたらした。

チーム管理ウォレットに90%が集中

エンジェル投資家のJeremy氏は、RaveDAOチームが管理していると見られる3つのGnosis Safeウォレットが、それぞれRAVEトークン総供給量の75.2%、9.87%、4.67%を保有していると指摘。さらに上位10ウォレットに範囲を広げると、実に98%のトークンが集中して保有されてていると付け加えた。

4月13日のX投稿で、Jeremy氏はRAVEトークンの急騰の数時間前に発生した異常なトークンの動きを報告している。

価格が急騰する約10時間前、RaveDAOデプロイヤーにリンクされたウォレットが、1,858万トークンをビットゲットにひっそりと移動させていた。発表や開示は一切なし。価格はまだ0.50ドル以下だった。

バイナンスなどの取引所に調査を要請したZachXBT氏は、「RAVEの90%以上を保有するインサイダーによる露骨な市場操作によって、個人投資家からさらに利益を搾取されることを許すわけにはいかない」と強調した。

RaveDAOチームの公式声明

RaveDAOチームは18日、Xで6つの投稿から成るスレッドを公開し、価格操作疑惑を全面的に否定した。

私たちは、$RAVEおよびRaveDAOチームに関して拡散されている噂や疑惑を認識しています。 明確にしておきたいのは、RaveDAOチームは最近の価格変動に関与しておらず、またその責任を負うものでもないということです。

なお、透明性の重視を謳いつつも、RaveDAOは供給集中や価格高騰前に取引所へ送金された数百万ドルといった具体的なオンチェーン上の疑惑については言及しなかった。一方で、ロック解除されたトークンの一部を「適切な時期に」精算予定であり、その一部は運営資金や人材の採用、マーケティングや慈善活動に充てられると説明した。

また、コミュニティの連携強化のため、RaveDAOは、「チームのインセンティブをエコシステムの成長に連動させる、価格連動型またはパフォーマンス連動型のロックなど、適切なモデルを検討している」と述べたが、具体的な仕組みや時期については明言を避けている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 木曜日
16:26
ビザ、ステーブルコイン精算が10倍に 年換算約3.9兆円突破
米ビザの2026年度第4四半期決算で、ステーブルコインによる精算額が年換算3.9兆円を超え、前年比10倍に拡大した。精算対応チェーンは10に倍増。ビザも参加するOUSDの流通量は約1,260億円を超えた。通期純収益は過去最高の7兆円超。
15:37
日本免税とUPBOND、JPYCで訪日客に免税還付 11月1日開始
日本免税は11月1日から、訪日客の免税還付金を円建てステーブルコインJPYCで受け取れるサービスを始める。同日開始の免税制度「リファンド方式」に合わせ、UPBONDのウォレット基盤とAvalancheを使って送付する。
14:47
ビットコイン、8万5000ドルの壁に阻まれレンジ相場続く=グラスノード分析 
Glassnodeの週次レポートによると、今年4度押し戻された8万5,000ドルが価格の壁となっている。 ビットコインETF需要は後退する一方、保有者による損失確定売りは縮小。価格はレンジ内で推移し、ボラティリティも大きく低下している。
13:55
米大手清算・決済機関DTCC、トークン化サービスを開始 金融20社が利用契約
米DTCC傘下のDTCがトークン化証券サービス「DTS」を開始した。JPモルガンなど20社が利用契約を結んでいる。対象は大型株やETF、米国債でSEC無措置書簡が根拠となる。
11:49
ビットワイズ予測「ビットコインは10年後160万ドルに到達」 年率34.3%増で
ビットワイズは、ビットコインが2036年に159万9,766ドルに達するとの試算を公表した。年率34.3%で前年の28.3%から上方修正。機関投資家の1から5%配分で最大7.4兆ドルの資金流入を想定し、量子コンピュータなどのリスクも挙げた。
11:25
SBI、米クロスリバー親会社と日本合弁へ RWAトークン化やAI決済
SBIホールディングスが米クロスリバー銀行の親会社CRBグループと、日本での合弁会社設立に向け基本合意。融資債権のRWAトークン化やクロスボーダー決済、AIエージェント向け決済を検討し、円建てステーブルコインJPYSCの導入も検討する。
10:44
リップルとコインベースが提携、ステーブルコインRLUSDのアクセス拡大へ
仮想通貨業界大手のリップルとコインベースがパートナーシップを締結。コインベースが段階的にRLUSDに対応することやXRPLなど3チェーンで入出金可能になることなどを発表した。
10:12
グーグル、金融機関向けの仮想通貨・トークン化資産セキュリティツールを限定公開
グーグルが金融機関向けの仮想通貨保護サービスを限定公開した。MPCで秘密鍵を分散管理する仕組みで、複数の金融機関が試験中。商用提供は2027年初頭の予定だ。
09:10
リップル「2026年は成功の年」、年間プロダクト収益のランレートは1400億円超へ
リップルは、2026年の年間プロダクト収益のランレートを算出し、約1,420億円に近づいていると発表。多様なソリューションを利用している顧客やパートナー企業の数が3倍になったとも公表した。
10/28 水曜日
19:27
米国人の63%「金融システムの刷新が必要」 仮想通貨は認知に壁=米DEF調査
米DeFi教育財団(DEF)とIpsosが米国の成人1,545人に実施した調査で、現在の金融システムを安全と考える人は19%で、63%が刷新を求めた。一方、仮想通貨取引所への信頼は4%、DeFiは5%と低く、認知の壁も明らかになった。
18:06
日本ビットコイン産業、BTC現物出資で約8億円調達へ ANAP系と提携
ビットコイン決済事業の日本ビットコイン産業は28日、ビットコインの現物出資による約8億円の第三者割当増資を発表した。ANAP子会社とはライトニングネットワークのルーティング事業で提携し、カード決済に頼らない越境決済の基盤づくりを進める。
17:35
XRPクジラの保有比率68.5%、約4年ぶり高水準=サンティメント
サンティメントによると、1,000万XRP以上を持つウォレットの保有量が468.7億XRPに達し、供給量の約68.5%と2022年11月以来の水準に。価格低迷下での買い増しと、同社が示す節目をまとめた。
16:10
XRPレジャーのRWA、9割が未流通 エバーノース分析
この記事のポイント DEXのXRP取引、ステーブルコイン建てが86%に 融資機能XLS-66、バリデーターの承認待ち RWAの9割、オンチェーンで動かず XRPを保有・運用する…
14:24
商工中金、トークン化預金「DCJPY」発行へ 電子船荷証券と同時決済検討
商工中金が発行するトークン化預金「DCJPY」を貿易決済に使う検討が始まった。DCPとSTANDAGEが電子船荷証券の移転と代金決済を同時に行う仕組みを検証し、2028年度の商用化を目指す。日経は年内にも実証を始めると報じた。
13:55
メタプラネット傘下入り予定のスーパーリーグ、4BTC追加購入
米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズが、22日から25日にかけて4BTCのビットコインを平均約8万581.26ドルで購入した。メタプラネットからの出資は、2026年第4四半期の完了を予定している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧