WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム関連団体エーテリアライズ、ETH長期価格目標を25万ドルと設定 大幅下方修正に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 長期目標を74万ドルから25万ドルに下方修正
  • ETHを「利回りを生む唯一の貨幣資産」と定義

ETH長期目標を25万ドルに下方修正

イーサリアムの機関投資家向け普及組織エーテリアライズは21日、イーサリアムの長期価格目標を1トークンあたり25万ドルと設定したレポートを公開した。The Blockがレポートの内容を報道した。

この目標値は同組織が昨年示した74万ドルという目標から大幅に引き下げられた数値となった。

25万ドルという目標の算出根拠は、現在の金とビットコインを合わせた貨幣プレミアムの合計額約31兆ドルをETHが同等に取り込んだ場合の理論価格だ。現在の1億2,100万ETHの流通供給量を基に計算すると、1ETHあたり25万ドル超となるという。

エーテリアライズの共同創業者ビベック・ラマン氏は「イーサリアムは世界の金融システムの基盤になる。価値の保存資産となるデジタル資産は1〜2種類に絞られ、ビットコインが既定路線ならETHが次の候補だ」と主張している。

エーテリアライズがETHを他の貨幣資産と区別して評価する理由は、ETHがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)型のブロックチェーンセキュリティ維持の対価として年率2〜4%のステーキング報酬を生む点にある。「金やビットコインが保有しても収益を生まない資本」であるのに対し、ETHは「相手方リスクなしに複利運用できる史上初の貨幣資産」とレポートは位置づけている。

またイーサリアムはトランザクション手数料の一部を焼却する仕組みを持ち、年間供給増加率の上限は1.5%に抑えられているという。

関連記事:イーサリアム、第1四半期取引2億件 3年ぶりに回復し過去最高に

イーサリアムが2026年第1四半期に過去最高の2億40万通のトランザクションを処理。底値だった2023年の9000万件から3年で2倍以上に回復。現在のETH価格は2430ドル、過去1ヶ月で11%上昇。

機関投資家の価格予測と競合チェーンへの視点

主要機関の2026年末のETH価格予測は幅広く分布している。スタンダードチャータード銀行は当初7,500ドルを掲げたが2月に4,000ドルへ下方修正、シティグループは3,175ドル、バンエックは6,000ドル、バーンスタインは5,500ドルをそれぞれ示している。

また、ファンドストラットおよびビットマイン社のトム・リー氏は7,000〜9,000ドルと強気な見通しを維持している。各社の予測は4,000〜7,500ドル帯に集中している。

競合ブロックチェーンについてラマン氏は「カントンやテンポ、ソラナといったオルタナティブL1はイーサリアムのL2と競合しているのにすぎず、ETH自体の貨幣的地位とは競合していない」と指摘。一方でビットコインについては、全2,100万BTCが採掘された後にマイナーへの報酬がトランザクション手数料だけになった場合のセキュリティ予算問題が潜在的なリスクになりうると話した。

関連記事:小口イーサリアム保有者の売り加速、強気継続の可能性=Santiment

サンチメントが分析、小口ETH保有者が過去2日で1,791ETH(約6.1億円)を売却。悲観的な大衆心理は強気相場継続のシグナルになり得るとの見方も。

今後の注視点は、25万ドルという目標に対して目標達成時期が明示されていない点だ。現在のETH価格約2,300ドルから100倍超を達成するためには、DeFiやステーブルコイン・実物資産のトークン化を通じた実需の拡大と、機関投資家によるETF経由の資金流入が両輪で機能する必要がある。

また、イーサリアムのネットワーク手数料収入とトークン焼却ペースの推移が、貨幣プレミアム獲得シナリオの現実性を測る指標として注目される。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/12 金曜日
17:58
メタプラネット、Siiibo証券を21億円で買収 証券子会社化へ
メタプラネットが社債プラットフォームのSiiibo証券を21億円で完全子会社化。BTC連動型金融商品の組成・販売を一体運営する「Project Nova」の第一弾M&A。クロージングは7月13日予定。
16:27
ハンガリー、仮想通貨取引の非犯罪化へ EU圧力を受け規制を撤回
この記事のポイント 無認可取引に最大8年の禁固刑を科した2025年規制を全面撤回へ EUがMiCAとの抵触を問題視、違反手続きが政策転換の直接の契機に 規制撤回の発表と背景 ブ…
15:17
仮想通貨の金商法移管、衆院で可決 参院審議へ
仮想通貨の規制を資金決済法から金融商品取引法へ移管する改正法案が6月11日、衆議院本会議で可決。インサイダー取引規制の新設や発行者への情報開示義務、分離課税20%の導入を盛り込む。参院審議を経て成立すれば2027年度の施行を見込む。
14:30
利用禁止の米国ユーザー、国際版ポリマーケット取引高の約3割占める可能性=レポート
予測市場分析会社Crane&Zengは最新レポートで、規制をかいくぐる米国ユーザーのオフショア予測市場利用を初めて定量化した。中でもポリマーケットでは全体の約30%が米国からの利用だった可能性がある。
13:47
セイラー氏「ビットコインを売らないことは個人向け」、会社は必要時に売却と説明
ストラテジー共同創業者マイケル・セイラー氏がBTCプラハで声明。「BTCを売るな」は個人投資家向けのメッセージで、同社が必要時にBTCを売却することは5年間の開示文書で明示済みだと説明。5月の32BTC売却をめぐる議論の背景を読む。
13:45
イーサリアム開発者、プライバシー送金機能の次期アップグレード「ヘゴタ」搭載を提案
仮想通貨イーサリアム開発者レーマン氏がプライバシー送金機能の次期アップグレード「ヘゴタ」組み込みを提案した。利便性の高い匿名送金を実現し、プライバシー強化を目指す。
13:15
韓国大手LG、アービトラム上で独自ブロックチェーンの展開を模索
仮想通貨イーサリアムのL2アービトラムは、韓国大手LGがアービトラム上で試験的に広告ネットワークを開発していることをXで公表。独自ブロックチェーンを開発している模様だ。
11:04
米大手スタートアップ支援YCがクラリティー法支持 「全社が仮想通貨を使う」
米スタートアップ支援のYコンビネーター(YC)が、米クラリティー法の上院本会議通過を強く支持。仮想通貨・ステーブルコイン技術はやがて全企業が活用すると訴えた。
10:15
米超党派議員、仮想通貨盗難対策を強化する法案提出 司法省内にタスクフォース設置目指す
米共和・民主両党の下院議員が「仮想通貨窃盗取締・協調法案」を提出。司法省内に専門タスクフォースを設置し、複数省庁の連携強化と被害防止を目指す。
09:44
アバランチ特化のトレジャリー企業、ナスダックに上場 AVAX約3.5%保有
アバランチ(AVAX)に特化したトレジャリー企業アバランチ・トレジャリーが11日、ティッカー「AVAT」でナスダックに上場。時価総額6億7500万ドル超のSPAC合併を経て、AVAX約1500万トークンを保有。単純な資産積み立てにとどまらないエコシステム投資モデルを掲げる。
09:30
DAT企業ナカモト、600BTC売却で72億円債務返済
ビットコイン運用企業のナカモトが約600BTCを売却して4,500万ドルの債務を返済し、ローン残高の大半を2027年6月まで延長した。最大2,500万ドルの自社株買いプログラムも承認している。
08:10
JPモルガン分析、ビットコインの通貨価値切り下げトレード後退が加速
JPモルガンのアナリストは、ビットコインと金を対象とした通貨価値切り下げトレードからの資金流出が加速していると報告した。金現物ETFは6月5日週に約200億ドルの流出を記録している。
08:02
金融大手シティ、非上場株のトークン化預託証券をローンチ
シティは、非上場株のトークン化預託証券をローンチしたことを発表。SIXが運営する規制下のブロックチェーンインフラを活用して非上場株をトークン化預託証券にする仕組みを導入した。
07:20
スペースX株をソラナで取引可能、バックパックがIPO初日にトークン化
仮想通貨取引所バックパックは、スペースXのナスダック上場初日にあわせトークン化株式SPCXをソラナ上で提供開始した。実株1:1裏付けで証券口座との相互変換が可能で、24時間365日取引できる。
06:55
米銀行団体がクラリティー法案に反対キャンペーン、仮想通貨業界と対立
米コミュニティ銀行団体ICBAがクラリティー法案のステーブルコイン報酬条項を問題視し、仮想通貨業界に対抗する広告キャンペーンを開始した。1.3兆ドルの預金喪失試算を根拠に規制強化を訴えている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧