WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所で金銀や株式など伝統資産の先物が成長=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • CEX現物取引高、2023年10月以来の最低水準
  • 3月の伝統金融先物月間取引高が約4,500億ドルで過去最高

スポット縮小、TradFi先物急成長

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは6月5日、週間市場レポートを発表。仮想通貨取引所において、スポット(現物)取引高が縮小し、同時に伝統型資産の先物が急成長していると指摘した。

クリプトクアントは、2026年4月の中央集権型取引所(CEX)全体におけるスポット取引高は6,790億ドル(約109兆円)で、2023年10月以来の最低水準になったと指摘した。弱気相場が業界全体の活動を抑制していると述べる。

スポット取引高

出典:クリプトクアント

4月のスポット取引高は、前年比46%と大幅減少、2025年10月以降では67%の減少を示した。仮想通貨価格の下落と、個人投資家の参加減少の両方が影響している。

一方で、伝統資産(TradFi)の永久先物が急成長しており、これは伝統的な資産市場とデジタル資産市場が合流していることを示唆する現象だ。

クリプトクアントは、仮想通貨取引所はデジタル資産を超えて、より広範な資産を扱うプラットフォームへと進化しており、特に金銀など貴金属が牽引していると述べる。

インフレ懸念が続く中、金と銀の価格が過去最高値を更新し、AI(人工知能)関連の楽観論に牽引されて世界の株式市場も史上最高値を更新。また、米国とイラン間の緊張の高まりを受けて原油価格が急騰している。

関連記事:「仮想通貨市場と株式の乖離が明確に」ウィンターミュートが背景を分析

ウィンターミュートが仮想通貨市場の週間レポートを公開。BTCとETHの下落とS&P500の連騰が対照的となる中、短期的な見通しを解説。

クリプトクアントは、こうした中、トレーダーは24時間365日稼働する市場を通じてエクスポージャー(資産の価格変動にさらされること)を得るために、仮想通貨取引所にますます注目するようになっていると説明した。

特に、トレーダーは仮想通貨ネイティブの取引プラットフォームを通じて、金と銀へのレバレッジ投資を行っている。4月と5月には、イラン・米国間の紛争によるエネルギー市場のボラティリティ(価格変動の大きさ)の高まりと共に、原油の永久先物も台頭した。

クリプトクアントによると、仮想通貨取引所におけるTradFiの永久先物取引は2026年に入ってから加速し、3月には月間取引高が約4,500億ドル(約72兆円)で過去最高を記録した。こうした取引は、少数の大手仮想通貨取引所に集中している。

永久先物取引

出典:クリプトクアント

3月にはGateの月間TradiFi先物取引高が約2,900億ドルに達し、競合他社を大きく上回った。貴金属関連取引の活発化が主な要因だ。バイナンスが続き、3月の取引高は1,090億ドルに達した。

MEXC、Bitget、Bybitでも取引量が大幅増加。特に金属以外の石油関連商品への関心の高まりが顕著だった。

Gateとバイナンスだけで、2026年初来のTradFi先物取引高全体の約3分の2を占めている。クリプトクアントは、Gateがトークン化株式、貴金属、指数、24時間365日稼働のデリバティブ市場への戦略的な投資を行っていることに言及した。

Gateはこの取り組みを強化しており、米国のフィンテック企業Alpacaと提携して1万銘柄以上の米国株とETF(上場投資信託)の直接取引を提供開始すると発表した。

【2026年最新】:仮想通貨関連の株式投資ガイド|ビットコイン保有企業・関連銘柄・ETFを解説

国内最大手の仮想通貨(暗号資産)メディア。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどのニュース速報・価格情報・買い方・初心者解説を毎日配信。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/10 金曜日
19:01
片山金融相、仮想通貨ETFの国内解禁に改めて意欲
片山さつき財務・金融担当相がQUICKセミナーで仮想通貨ETFの国内解禁検討を表明。仮想通貨を金融商品と位置付ける金商法改正案は参院審議中で、成立すれば2027年度施行の見通し。SBI証券・楽天証券は仮想通貨投信の販売準備を進める。
18:00
OKJ、カントンコイン(CC)取扱い開始予定 板取引でのCC取扱いは国内初
OKJが7月15日、カントンコイン(CC)の取扱いを開始予定で、対応暗号資産は54種類に。板取引での提供は国内初。Canton NetworkにはGoldman Sachs等大手金融機関に加え、SBIグループのSBIデジタルアセットホールディングスも運営参加している。
17:03
メタプラネット・JPYCら4社、デジタルクレジット共同検討
メタプラネットとJPYC、Progmatなど4社が、ビットコインとステーブルコイン、セキュリティトークンを組み合わせたデジタルクレジット領域の共同検討を開始した。中堅企業の資金調達課題や「Project NOVA」構想との関係を解説する。
15:57
ロシア、約12.7万円超の仮想通貨取引に届け出義務
ロシア当局が、外国貿易に関わる100万ルーブル(約212万円)超の仮想通貨取引をロスフィンモニトリング(金融監視庁)へ自動報告する方針。6万ルーブル(約12.7万円)超の取引も送金者情報の届け出が必要になる。
15:43
INSPAY、Sui上のステーブルコイン決済を日本の実店舗へ 
INSPAYが米Mysten Labsと戦略協業を発表。Suiのガスレス送金を基盤に、自動販売機や飲食店などの実店舗向けステーブルコイン決済をWebX 2026で初公開し、実証パートナーの募集も開始する。
14:25
ビットワイズの仮想通貨指数15.4%安 ETFも流出最大
ビットワイズ・アセット・マネジメントが公表した四半期レポートを解説。仮想通貨指数は15.4%下落し現物ETFも記録的流出となったが、予測市場やRWA、ステーブルコインは拡大し業界規模は前回サイクルの底値時の2倍に達したと分析している。
13:45
セリグ米CFTC委員長、クラリティー法成立は「議会の急務」 
米CFTCのセリグ委員長がFoxビジネスに出演し、仮想通貨市場構造法『クラリティー法』の早期成立を要請した。法案が停滞すれば規制当局が独自にルールを策定せざるを得ないと警告した。
13:30
ビットマイン、2万ETH超イーサリアムを追加取得
米イーサリアム・トレジャリー企業ビットマインが10日、ギャラクシーデジタルから2万500ETHのイーサリアムを追加取得した模様。6月28日時点の保有量は574.2万ETHで、目標とする5%取得の95%に達している。
12:00
ファントムおよびハイパーリキッド関連団体、DeFi規制で米CFTCに改善要望
仮想通貨ウォレット「ファントム」とDEX「ハイパーリキッド」の関連団体が米CFTCに意見書を提出。DeFiなど非カストディアル型プロトコルの法的取り扱い明確化など3点を求めた。
11:30
NEC、生体認証と分散型IDのオンチェーンサービスをアバランチと共同検討
NEC(日本電気)は10日、アバランチ開発のアバ・ラボズと覚書を締結し、生体認証技術を活用した分散型デジタルID(DID/VC)とアバランチを組み合わせた次世代オンチェーンサービスの共同検討を開始した。インバウンド向けユースケースを解説するホワイトペーパーも公開している。
10:12
ゴールドマン・サックス、従業員の予測市場取引を禁止
ゴールドマン・サックスが選挙や自社関連の予測市場取引を従業員に禁止したことが9日に判明した。グーグル社員のインサイダー取引事件を受け、モルガン・スタンレーなど金融各社もポリシー整備を加速させている。
09:50
ビットコイン、7月は季節的に強気傾向も反発は一時的か=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場を分析。ビットコインは7月の季節性や需要回復で反発したが、ブルスコア指数は弱気水準にとどまっており一時的なものとみられると見解を示した。
09:45
MARA、米テキサスに最大2GW拠点取得 ビットコインマイニング拡大
MARA HoldingsがHIF USAからテキサス州の大規模電力拠点を取得。最大2GWの供給網容量を確保し、Starwoodと共同でBTCマイニング・AI計算拠点を開発する。買収額は最大974億円規模。
09:15
イーサリアム財団、AIエージェント活用でプロトコル脆弱性を探索 バグを修正
イーサリアム財団のプロトコルセキュリティチームがAIエージェントをプロトコルコードに投入し、実際のバグを発見・修正した。偵察・探索・検証の役割を持つエージェント群を並列稼働させ、p2pレイヤーの脆弱性1件をCVEとして公開した。
07:55
ビットゴー、ビットコインウォレット向けの量子リスク管理機能を機関に提供へ
ビットゴーは、仮想通貨ビットコインウォレット向けの量子リスク管理機能を発表。量子コンピュータの発展による将来的なリスクが懸念される中、先回りして対応を進める。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧