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米SEC、トークン化証券枠組みを策定中 CFTCと規制調和・無期限先物の法的整備も課題に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • SEC・CFTCは3月に規制調和の覚書に署名済み
  • 無期限先物の法的分類で業界意見を数か月内に募集

デジタル資産関連の最新の取り組み

米証券取引委員会(SEC)の取引・市場担当ディレクター、ジェイミー・セルウェイ氏は4日、ニューヨークで開催されたフィンテック関連カンファレンスに出席。資産トークン化やCFTCとの協力などについて最新状況を話した。

まず、SECはトークン化証券の上場および取引に関する枠組みを策定中だと述べている。米国議会でも規制整備に関連する議論が活発化しているところだ。

関連記事:証券トークン化、米議会で議論本格化 SEC免除策が争点に

米下院金融委員会が証券トークン化の公聴会を開催し、SECのイノベーション免除案や投資家保護をめぐり与野党から異なる懸念が噴出。ブラックロックやフランクリン・テンプルトンなど大手機関の動向とあわせ、米国のデジタル証券規制の行方が問われている。

また、SECは米商品先物取引委員会(CFTC)と、両委員会の政策を調和させる方法を検討するために協力して動いていると述べる。2026年末までに株式市場の週5日・1日23時間取引(23-by-5)への円滑な移行を実現できるよう取り組んでいると続けた。

両委員会の規制を調和させることは、事業者にとっての効率性や柔軟性の向上、イノベーションに対する参入障壁の低下を意味するとしている。

背景として、SECは証券、CFTCは商品(コモディティ)を規制しており、前政権時代には仮想通貨について水面下で管轄権争いを行う両者の見解が分かれる場面もあった。今後は、統一した規則を提供していく方向で動いているところだ。

3月、両委員会は規制の共通領域における協調強化を目的とした覚書(MOU)に署名している。

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無期限先物の法的地位が課題

セルウェイ氏は今回、特に規制を調和させる上で解決すべき課題の一つとして、無期限先物(パーペチュアル)の法的地位を挙げた。

無期限先物(パーペチュアル)とは

永久先物とも呼ばれる。通常の先物取引とは異なり、決済期限(満期日)が設定されていないデリバティブ(金融派生商品)取引の一種。

「パーペチュアル」は、特に暗号資産(仮想通貨)分野で広く利用されているが、規制上の位置づけが不明確であると指摘した。昨年9月に開催されたSECとCFTCの合同会議でも、専門家の意見が分かれていたと述べる。

先物契約として分類するのが最適だとする意見と、現行法の下ではスワップとして扱う方が適切だとする意見があった。

一方、CFTCは先週、予測市場大手カルシの提案に基づき、ビットコインの無期限先物取引を先物契約として認める決定を下したところだ。その他の資産の無期限先物については、個別に検討していくとの見解を示している。

関連記事:カルシ、ビットコイン無期限先物を正式提供 米規制市場で初

予測市場プラットフォームのカルシが、商品先物取引委員会の承認を得てビットコイン無期限先物の提供を開始。

セルウェイ氏は、分類方法について今後数か月のうちに、業界から多くの意見が寄せられることを期待すると述べた。

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