- 教保生命とEQBR、12週間のPoC完了 保険業界初と主張
- 法制化前の先行検証 デジタル保険業務への実装モデルを模索
ウォン建てステーブルコインで保険収納・支払いのPoC
韓国の大手生命保険会社・教保生命(キョボ生命)は24日、ブロックチェーンインフラ企業EQBRと共同で、ウォン建てステーブルコインを活用した保険料収納・保険金支払いサービスの技術検証(PoC)を完了したと発表した。韓国保険新聞が報じた。同社は保険業界初の取り組みと位置づけている。
PoCは12週間にわたり実施された。19日にソウル・光化門の教保生命本社で開催された結果共有会では、デジタルウォレットに格納されたウォン建てステーブルコインで保険料を自動納付し、その取引内容が教保生命の既存システムにリアルタイムで反映されるプロセスが実演された。
教保生命は既存の保険システムとブロックチェーンインフラを連携させ、デジタル資産を活用した収納・支払いフローの実現に重点を置いたとしている。
関連記事:リップル、韓国初のトークン化政府債券決済を実現 大手生命保険会社と提携
リップル社が4月15日韓国の大手生命保険会社Kyobo Life Insuranceと戦略的パートナーシップを締結。韓国初となるトークン化政府債券のブロックチェーン決済を実現。決済サイクルを従来の2日から数秒に短縮し、機関投資家向けデジタル資産インフラを構築する。
商用化で見込まれる効果と法制化への対応
ブロックチェーン基盤のシステムが商用化された場合、顧客は口座振替やカード決済の手続きを経ずにデジタルウォレットで保険料を納付し、結果を即時確認できるようになる。保険金もデジタルウォレットで受け取ることが可能となり、金融取引の利便性が向上するとしている。
保険会社にとっては取引内容がブロックチェーン上に記録されることで収納・支払い履歴の追跡が容易になり、金融機関や決済事業者を経由する既存の取引構造を簡素化することで中間コストの削減も見込まれる。
同社は今後も後続PoCを通じて活用可能性を高め、各種保険業務への具体的な適用方策を模索していく方針を示している。
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