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ビットコイン市場は買い手待ち、一部で底打ち段階初期の特徴も=グラスノード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • グラスノードが仮想通貨市場週間レポートを公開
  • 底値形成の初期段階の可能性を示す

現時点での価格レンジを予想

オンチェーン分析企業グラスノードは24日、週間市場レポートを発表。暗号資産(仮想通貨)ビットコイン市場は慎重さが支配する状況で推移しているが、底打ちプロセスの初期段階に見られる特徴も観察されると述べた。

現時点では、継続的な売り圧力と、割安感に基づく新たな買い需要との間で市場が揺れており、この両者の攻防がビットコインの次の大きな動きを決定づけることになるだろうと分析している。

まず、24日時点でビットコインは約62,300ドルで取引されており、これはアクティブな投資家の平均ビットコイン取得価格を示す「トゥルーマーケットミーン」の77,000ドルを19%下回る水準だと指摘した。

また、短期保有者の取得単価が7万1,400ドルまで低下していると指摘。これは、新たな買い手が「トゥルーマーケットミーン」を大きく下回る水準で資産を蓄積していることを反映すると分析する。

直近のサイクルにおける過熱水準とは大きく乖離した価格帯で、新たな資本が投入されていることを意味するため、これは本サイクルにおける底打ちに向けた重要な進展だと述べた。

弱気相場のこの段階で取得されたビットコインは損失幅が相対的に小さいため、さらなる調整局面に対しても高い耐性を示すと予想している。

今後数週間でマクロ要因による下落が発生した場合、5万3,400ドルにある「実現価格(市場に存在するすべてのビットコインの平均取得価格)」が、短中期における弱気相場のレンジ下限として最有力の水準になるだろうと続けた。

上限については、66,800ドル〜70,700ドルの範囲で短期保有者が取得したビットコインが集中しており、この水準で売られやすいため当面の抵抗水準(レジスタンス)になるとの見解を示す。

関連記事:ビットコイン急落し年初来安値を更新 AIブームに陰りとクラリティー法案難航が重し|仮想NISHI

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(

出典:グラスノード

グラスノードは、現時点で市場が上記の下限と上限のどちらに傾いているかを分析。その上で、市場全体で確定した利益と損失の差額を示す指標である「純実現損益」を参照。この指標の90日移動平均は現在、1日あたりマイナス2億500万ドルとなっている。

これは損失確定が支配的であることを示すもので、市場の重心が依然として現在の相場環境における下限バンド(実現価格付近)に傾いていることを示すものだ。

この指標がゼロ付近の中立レベルまで回復すれば、売り圧力が枯渇しつつあり、強気相場への移行に向けた条件が整い始めているという強力なシグナルになるとも説明した。

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一部で押し目買いの兆候も

現在のところ、米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)からは7日移動平均で1日平均約3億ドルの流出が続いており、特にGBTCからの流出が目立つ。伝統的な投資家は依然として防御的な姿勢を崩していないことを示唆している。

一方、コインベースでは買い注文が戻りつつあり、米国の機関投資家レベルでは押し目買いの兆候が見られると指摘。具体的には、「成行買いの量」と「成行売りの量」の差(デルタ)を示すCVDが急激に回復してプラス圏に戻っているところだ。

しかしバイナンスはマイナス圏にとどまっており、米国外のトレーダーは依然として守りの姿勢でいることを示唆。グラスノードは、まだ本格的な買い集めの段階には戻っていないが、コインベースにおける需要の改善は、一部の投資家が現在の価格水準を魅力的なエントリーポイントと捉え始めていることを示すと分析した。

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