CoinPostで今最も読まれています

テザー裁判で大きな動き、ビットコイン(BTC)はラインブレイクから続伸へ|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テザー裁判で大きな動き、ビットコイン(BTC)はラインブレイクから続伸へ
仮想通貨取引所Bitfinexらと米ニューヨーク司法当局をめぐる「テザー裁判」で大きな動きが確認された。混迷を深める香港情勢などで世界の経済界も注視する中、ビットコインは堅調に推移している。

ビットコイン(BTC)市況

仮想通貨取引所Bitfinex・テザーの親企業iFinex社と米ニューヨーク司法当局NYAGの「テザー裁判」を巡り、裁判所はNYAGの管轄権を認めた。この判断をうけ、資金の不正利用などの疑惑に関する書類開示が必要となる。今回のテザー裁判が、相場操縦疑惑も取り沙汰されることもある仮想通貨テザー(USDT)発行について今後どのような影響を及ぼすかは不透明であり、今後の動向を注視する必要がある。

米中貿易摩擦や収拾のつかない大規模デモに発展している香港情勢も高度な情報戦に発展しており、世界経済の情勢も予断を許さない状況にあるが、これらのリスクオフで香港投資家などのチャイナマネーは仮想通貨市場に一定程度流れてきているとされ、ビットコイン(BTC)には追い風か。

なお、9月3日〜6日にかけて、金融庁・日経新聞主催「フィンサム 2019」が9月3日から開催される。キャッシュレス及び暗号資産(仮想通貨)がもたらす新たな社会の姿や課題解決がテーマにされるほか、フィンテックの活用をテーマに黒田日銀総裁や麻生金融相も登壇することで注目を浴びている。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

昨日昼過ぎのラインブレイクで上放れしたビットコイン(BTC)は、その後の揉み合いで4h75EMAに支えられるようにして推移。そのまま押し目を作ることなく、本日7時頃から続伸した。

114.5万円付近にあった4h雲上を突破し、116万円台まで値を伸ばしている。

ビットコイン(BTC)価格の反転上昇に伴い、4hRSIもV字回復している。強気シグナルである一方で、70%台に達した場合は7月上旬の戻り高値140万を付けた時と同水準の過熱感にある点には注意が必要だ。上方には11,000ドル(117.2万円)の心理的節目に加え、上値抵抗帯が118〜120万円に控えている。

短期的にはダウントレンドからアップトレンドに再転換していると言えるが、直近の状況はめまぐるしく移り変わっており、豹変しやすい仮想通貨相場を考えるとやや信頼度に欠ける。日柄調整なしにさらに急騰した場合、スパイクトップ気味に反落した際の上髭が絶好の「売りシグナル」と認識され、潮目が変わってしまうおそれもある。

この先の展望など中期目線については、CoinPost所属の実力派トレーダーの「やがみ(@Light_Yagami_a)」が、以下の記事で詳しく解説している。

ビットコイン(BTC)中期目線のセットアップと今後の展望|仮想通貨市況(寄稿:やがみ)
今回は、乱高下している仮想通貨ビットコイン(BTC)価格の中期目線のセットアップに加え、ロング・ショートポジションにおける優劣シナリオなど今後の展望についても、テクニカル分析から考察。

CoinPostの関連記事

ビットコイン投資に役立つ「移動平均線」解説|初歩から学ぶテクニカル分析
株式や仮想通貨ビットコインのテクニカル分析でよく使われる「移動平均線」を軸に、ゴールデンクロス、デッドクロス、パーフェクトオーダーといった相場のシグナルについて、投資初心者向けに図解する。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/15 水曜日
06:25
ソラナ基盤のDrift、エアドロップとコインベース上場予定
仮想通貨DRIFTトークンは、エアドロップの形でリリースされる。日本時間5月16日21時より取得可能となる。エアドロップ分のトークンは合計120,000,000 DRIFTで、総発行数の12%を占める。
05:50
米ウィスコンシン州投資委員会、ビットコイン現物ETFに255億円投資
米ウィスコンシン州投資委員会がスポットビットコインETFに1億6300万ドルを投資したことを報告。ブラックロックのIBITとGBTCを大量保有し、他の仮想通貨関連企業にも投資していた。
05/14 火曜日
18:00
オントロジー DIDソリューション普及のため、15億円規模の基金を設立
分散型ID(DID)とデータ共有を可能にする高速で低コストのブロックチェーンプラットフォーム、オントロジーは1,000万ドル規模の「Ontology DID FUND」を設立。プロジェクト提案は専用フォームから迅速に申請可能。
14:23
ビットトレードがシバイヌ貸して増やすの特別募集を開始
ビットトレードが年率48%のシバイヌ(SHIB)の貸して増やす・貸暗号資産の特別募集を開始。さらに、ビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーンでAmazonギフトカードが当たる施策も実施中。
14:17
SBI VCトレード、アプトス、ヘデラ、ジパングコインを新規上場へ
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)アプトス(APT)、ヘデラ(HBAR)、ジパングコイン(ZPG)の取扱いを開始へ。販売所や貸コインなど、フルラインナップサービスを提供します。ステーキング銘柄取扱い数は、国内最大級となる。
13:00
テザー社CEO、リップル社CEOを非難
ステーブルコインUSDTを発行するテザー社のパオロ・アルドイノCEOは、「米国政府はテザーを狙っている」というリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOの発言を強く非難する声明を出した。
12:36
CPI控えビットコイン様子見基調、縮小するコインベース・プレミアムが示唆するものは
暗号資産(仮想通貨)市場では命運を握る15日のCPI(米消費者物価指数)発表を控えポジション調整の動きが散見された。一部アナリストは、コインベース・プレミアムの縮小を根拠にエントリーのタイミングを見計らっている。
11:30
OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開
ChatGPT開発で知られるOpenAIは「GPT-4o」と呼ばれる新たなAIモデルを公開した。音声、画像も入出力可能で、人間とより自然なやり取りができる。
10:47
R・キヨサキ氏、仮想通貨に関するBRICSの動向に注目
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、BRICSによる金を裏付けとする仮想通貨発行の噂に注目していると指摘。ビットコイン・金・銀への投資を推奨した。日本では、老後4000万年問題が取り沙汰されている。
09:50
中国の警察、仮想通貨による400億円以上の違法取引を摘発
中国吉林省の警察は、仮想通貨を使用して400億円規模の違法な人民元・韓国ウォン取引を行っていた疑いで犯行グループを摘発した。
08:45
ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
「Degen Chain」という仮想通貨イーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止している。このブロックチェーンはArbitrumとBaseを利用している。
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア