CoinPostで今最も読まれています

機を窺うビットコイン(BTC)、短期天井シグナルに警戒感|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

ビットコイン(BTC)市況

21日(火)の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比-0.58%の8650ドル(95万円)に。

暴落後にリバウンドした8500ドル(BitMEX)付近では、3度目の下髭から反発の機運高まるも、今朝方8750ドルで弾き返された。

1h一目均衡表雲下限、及び「戻り高値」での戻り売りが意識されたものと考えられるが、相場の意思を感じさせるような反落であり、一時的な強いブル相場において、上で捕まったロンガーが一定数残存していると思われることから上値の重さに繋がっている。

テクニカル的には、1日足の上髭陰線と、4時間足のダイバージェンス(逆行現象)などが短期天井を示唆。200MAを抵抗帯にした8900〜9000ドル付近での三尊(右肩)成立が意識されるほか、割り込んだトレンドライン上でのリターンムーブ(①)との見方も出来ることから、引き続き短期急騰の反動(過熱感)を背景にしたダウンサイドリスクが警戒される。

一方で、4年に1度しか訪れない”ビットコイン半減期の思惑”は継続しており、アルト相場への資金流入が確認されるなど回復基調にはあることから、下値は限定的と見る向きもある。8500ドル付近では底堅さを見せており、一時的な押し目を作り、再び10,000ドルを目指すような展開もあり得るだろう。

さらに続落した場合、4h雲下限でのロールリバーサル(②)、7700〜7800ドル付近にある厚めのサポートライン(③)におけるプライスアクションに注目したい。

なお、bitFlyerのスポット乖離は、一連の売り浴びせを受け、3%超えから1.87%まで縮んでいる。

BTCデリバティブ動向

仮想通貨データ企業skewのデータによれば、先日までのビットコイン価格上昇に伴い、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)におけるBTC先物出来高が倍増するなど、好調な滑り出しを見せている。

同取引所の差金決済ビットコイン先物における未決済建玉(OI)は17日、2.35億ドル相当のポジションが建てられた。

13日より新たに開始したオプション取引でも米機関投資家の関心の高さを示しており、1週間で計610契約を記録したほか、17日にはオプション出来高も大幅続伸している。

CMEの先物OIが急増する一方、Bakktの先渡し取引では、OI及び出来高が減少傾向にあり、CMEデリバティブに機関投資家の資金が流れた可能性も指摘される。

出典:skew

BTCが8100ドルから8900ドルまで急騰した14日の先物市場では、習近平国家主席の発言に端を発する思惑で暴騰した昨年10月26日以来となる250億ドル(2.7兆円)規模の取引が行われた。

CoinPostの関連記事

ビットコインに100億円規模の売り圧力か、100万円到達も急反落|仮想通貨市況
半減期思惑で昇り調子の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、心理的節目からの暴落で一旦仕切り直しの様相に。季節要因として25日以降の中華圏・旧正月の売り圧力も指摘されるが、統計データからこれを否定する見解もある。
仮想通貨のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは|PoWとの違いとメリットを解説
イーサリアムのPoS移行により、関心が高まるプルーフ・オブ・ステーク。ビットコイン(BTC)で採用されるPoWとの違いやPoSのメリットについて詳しく解説。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア