WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

16日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比38.6ドル安、ナスダック指数は44ポイント安で取引を終えた。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比9.4%安と大幅安となり、節目の200ドル水準を割り込んだ。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比138.1円(0.36%)安の3万8782円となった。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比0.9%安の1BTC=65,395ドルに。

BTC/USD日足

日本時間15日夜のCPI(米消費者物価指数)発表で市場予想を下回ったことでビットコインが急騰。Rektcapital氏も指摘するように、これまで売り優勢で推移していた下降チャネルのブレイクアウトに成功した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)やCPI発表通過で一定の時間的猶予が認められる中、65,000ドルの50日移動平均線(SMA)、および64,400ドルのサポートライン(下値支持線)が機能すれば一段高も見込めるか。そうなれば過去最高値も視野に入る。

その一方、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)などのビットコイン現物ETFへの資金流入が過去数週間にわたって陰りを見せる中、上値追いで買い方が追従するかどうかは不透明だ。サポートラインを割り込めば、再び60,000ドル水準のリテストが想定される。

時間の経過とともに、年内の利下げや大統領選に焦点が移ることになるだろう。新しい資産クラスである暗号資産に一貫して批判的な民主党のバイデン政権が交代した場合、バイデン政権下で任命されたゲンスラーSEC委員長の規制アプローチや任期そのものに影響を及ぼすと見る向きもある。

現時点ではSECの規制や訴訟方針に対する不確実性が、機関投資家にとって大きなリスクとなっていることは否めない。

FTXの現金弁済の影響は

K33 Research の最新レポートでは、 K33リサーチのアナリストらは、2022年11月に破綻した大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXについて、「すべての債権者への弁済が必ずしも相場に弱気な影響を与えるわけではない」との見方を示した。

FTXの債権者について現金での債務弁済が予定される中、現金を受領した債権者による買い圧力が暗号資産払いを受ける債権者からの売り圧力を相殺する可能性があるとの見方を示した。

FTXによる現金返済は14.5億ドル規模に及ぶ一方、Geminiは2024年6月初めに17億ドルの返済を、Mt. Goxは2024年10月までに89億ドルの返済を予定しているが、こちらは暗号資産(仮想通貨)の現物弁済のため、市場で新たな売り圧力が発生し得る。

現金弁済分は潜在的な買い圧力となり、差し引きの現金余剰(3.9億ドル)が見込めるという。

ただし、FTXの返済スケジュールは裁判所で審査中であり、ほとんどの債権者は今年後半に支払いが行われると予想している。市場への影響は返済のタイミングに大きく依存するため、返済が行われる時期が非常に重要となりそうだ。

米SEC(証券取引委員会)が暗号資産(仮想通貨)業界への攻勢を再び強めていることも、投資家心理に影を落としている。

米上場企業ロビンフッドは4日、証券法違反を前提に、法的措置を講じる予定であることを正式に伝える「ウェルズ通知(Wells Notice)」を発行した。

米国大統領選挙の行方や規制上の不確実性が続く中、機関投資家によるエクスポージャーは慎重にならざるを得ないものとみられる。

好材料としては、米資産運用大手Vanguardの新CEOにブラックロックでビットコイン現物ETFの立ち上げに携わったサリム・ラムジ氏が就任したことが挙げられる。これに伴い、これまで暗号資産(仮想通貨)領域に消極的だったVanguardの姿勢に変化が訪れる可能性がある。

有識者らはこの点について、直ちにビットコインETF(上場投資信託)のローンチに向かう可能性は低いものの、顧客に対するビットコインETFの購入を許可する可能性はあるとしている。

Vanguardの資産運用規模(AUM)は、2024年1月時点で最大手資産運用会社ブラックロックに次ぐ8.7兆ドルに達しているとされる。

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

アルトコイン相場

CoinGeckoデータによれば、16日のビットコイン(BTC)反騰局面でミームコインの時価総額が前日比10%増の581億3,000万ドルに達した。

前週比ではPEPEが一時24.0%高、FLOKIが19.3%高、SHIBが8.7%高を記録している。

一方、投資会社コンパウンドのマネージングパートナーであるマイケル・デンプシー氏のツイートに応える形で、a16z CTOのエディ・ラザリン氏がミームコインに言及。「業界の採用、規制、そして開発者の行動にネガティブな影響を与えている」と主張した。

これに先駆け、マイケル・デンプシー氏は、「ミームコインの台頭が多くの仮想通貨開発者を遠ざけている」と懸念を表明している。

さらに、「ベンチャーキャピタリストがミームコインを支持しながらも、仮想通貨の長期的な目標を掲げる姿勢に矛盾を感じる」「R&D(ベンチャー/創設者)をサポートするはずのエコシステムが、ミームコインによって消費されかねない」などと指摘し、議論は波紋を呼んでいる。

ミームコインに肯定的な意見としては、技術的な浅さやリスクを認めつつも、暗号資産(仮想通貨)市場におけるユーザーエンゲージメントの促進やコミュニティの活性化に役立つ、といった声も寄せられた。

ミームコインのトレンド、2024年の注目銘柄から投資リスクまで

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧