CoinPostで今最も読まれています

米アップル、仮想通貨決済の職歴を持つ人材を募集へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨決済の職歴を持つ人材を募集

米IT大手アップル社が、暗号資産(仮想通貨)決済に関する職歴を持つ人材の募集を開始した。

求人が公開されたのは26日で、決済に関する事業開発担当マネージャーを募集している。採用時に重要視する経歴の1つとして、「仮想通貨やデジタルウォレットのような決済手段を提供する企業で、またそのような企業と、5年以上働いたことがある」という項目を記載。まだ求人が出たばかりだが、同社の今後のサービスに対する注目度が高まってきた。

大手企業であるアップル社の仮想通貨に関する動向は、以前から関心を集めている。

2019年には、決済サービス「Apple Pay」部門の幹部Jennifer Bailey氏が、「アップル社は仮想通貨に注目し、技術やトレンドなどを追っている」と発言。「仮想通貨は長期的な視点で見ると、可能性を秘めていると思うが、当社はユーザーが今何を利用しているかを最も重要視している」と説明していた。

そして「QRコードによる決済手段の存在や、仮想通貨の長期的な可能性を考えると、いつかクレジットカードよりも利用者が増えると考えている」とも語り、注目を集めた。

関連「仮想通貨は長期的可能性を秘めている」アップルペイ責任者が発言

今回募集している事業開発担当マネージャーは、現金やクレジットカードのような主要な手段に代わる決済に関するチームを率いるという。新しい決済ソリューションの専門家として、業界のキープレイヤーを見つけたり、パートナーシップを結んだ企業との関係維持を担当したりしながら、事業開発を行う。

アップル社の影響力

カナダを拠点にする大手投資銀行RSB Capital Marketsは今年2月、アップル社が仮想通貨業界に参入した場合の試算を発表した。

同銀アナリストMitch Steves氏は、アップル社が仮想通貨取引事業へ参入すれば、すでに堅牢なソフトウェアエコシステムと普及基盤を持っているという大きな強みがあり、年間400億ドル(約4.3兆円)を超える収益を上げる可能性があると試算している。

そして「数十億ドル規模(発表のまま引用)の業界である仮想通貨取引事業に参入すると決定した場合、アップル社は瞬く間に市場シェアを獲得することができるだろう。同時に今後10年から20年の間、米国を仮想通貨業界のリーダーにすることにも繋がる」と主張した。

Steves氏はAppleWalletに仮想通貨の売買機能を組み込むことが、低リスク高リターンなチャンスにつながると指摘。その根拠やアップル社がビットコイン(BTC)を購入した場合のシナリオは以下の記事にまとめている。

関連「カナダ大手投資銀行、米アップル仮想通貨業界参入時の影響を試算

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
18:00
オントロジー DIDソリューション普及のため、15億円規模の基金を設立
分散型ID(DID)とデータ共有を可能にする高速で低コストのブロックチェーンプラットフォーム、オントロジーは1,000万ドル規模の「Ontology DID FUND」を設立。プロジェクト提案は専用フォームから迅速に申請可能。
14:23
ビットトレードがシバイヌ貸して増やすの特別募集を開始
ビットトレードが年率48%のシバイヌ(SHIB)の貸して増やす・貸暗号資産の特別募集を開始。さらに、ビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーンでAmazonギフトカードが当たる施策も実施中。
14:17
SBI VCトレード、アプトス、ヘデラ、ジパングコインを新規上場へ
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)アプトス(APT)、ヘデラ(HBAR)、ジパングコイン(ZPG)の取扱いを開始へ。販売所や貸コインなど、フルラインナップサービスを提供します。ステーキング銘柄取扱い数は、国内最大級となる。
13:00
テザー社CEO、リップル社CEOを非難
ステーブルコインUSDTを発行するテザー社のパオロ・アルドイノCEOは、「米国政府はテザーを狙っている」というリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOの発言を強く非難する声明を出した。
12:36
CPI控えビットコイン様子見基調、縮小するコインベース・プレミアムが示唆するものは
暗号資産(仮想通貨)市場では命運を握る15日のCPI(米消費者物価指数)発表を控えポジション調整の動きが散見された。一部アナリストは、コインベース・プレミアムの縮小を根拠にエントリーのタイミングを見計らっている。
11:30
OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開
ChatGPT開発で知られるOpenAIは「GPT-4o」と呼ばれる新たなAIモデルを公開した。音声、画像も入出力可能で、人間とより自然なやり取りができる。
10:47
R・キヨサキ氏、仮想通貨に関するBRICSの動向に注目
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、BRICSによる金を裏付けとする仮想通貨発行の噂に注目していると指摘。ビットコイン・金・銀への投資を推奨した。日本では、老後4000万年問題が取り沙汰されている。
09:50
中国の警察、仮想通貨による400億円以上の違法取引を摘発
中国吉林省の警察は、仮想通貨を使用して400億円規模の違法な人民元・韓国ウォン取引を行っていた疑いで犯行グループを摘発した。
08:45
ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
「Degen Chain」という仮想通貨イーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止している。このブロックチェーンはArbitrumとBaseを利用している。
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはインタビューで、米国政府がステーブルコインUSDTの発行企業テザーに監視の目を強めていることを注視していると語った。
14:32
ユニスワップ創設者ら、SECの仮想通貨規制はバイデンの大統領選に悪影響と指摘
ユニスワップの創設者らは仮想通貨業界に対する米SECの姿勢を批判し、大統領選で現職バイデン氏の再選に不利になる可能性を示唆した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア