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仮想通貨XRPの分散型台帳に新たなユースケースを──リップル社CTO、サイドチェーンの実装を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPの分散型台帳で新たな提案

暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)の分散型台帳「XRPレジャー(XRPL)」に、サイドチェーンを追加するという新しい機能が提案された。

「Federator」というソフトウェアを利用し、XRPLのメインのネットワークと1つ、または複数のサイドチェーンを接続する。このサイドチェーンは独自の台帳を持つことができ、固有のネイティブ通貨を発行することも可能にする。誰でもサイドチェーンを稼働させることが可能で、DeFi(分散型金融)やスマートコントラクトなどの機能を実装することができることから、XRPLのユースケースの拡大を目指すものと見られる。

出典:DEV

サイドチェーンの実装は、米リップル社のDavid Schwartz最高技術責任者(CTO)が提案。詳しい説明と合わせ、ツイッターでも概要を説明した。

今回の説明によると、XRPLの開発者らからの要望で、最も多いことの1つはスマートコントラクトの実装だという。その背景には、DeFiの急速な発展があると説明しており、2019年以降、DeFiの開発者数は110%増加したが、2021年はさらに増加するだろうと予想している。

リップル社は長期に渡り、効率性の高い決済を実現することを目指してきたが、コミュニティの要望にも応え、両方を実現するための新たな戦略として今回、Schwartzs氏はサイドチェーンの実装を提案した。

サイドチェーンを実装しても、XRPLの既存の機能はそのまま利用が可能だとしている。それに加え、XRPやその他のトークンを、メインネットとサイドチェーンの間で移動する等の新しい機能を追加できるようになる。また、許可型のブロックチェーンとして、プライベートなネットワークをサイドチェーンとして接続することも可能だという。

サイドチェーンの実装に向けて

一方で、サイドチェーンの実装するには、やらなくてはいけない作業も多いとした。

Schwartz氏は、「サイドチェーン自体を構築したり、XRPLサーバーのソフトウェアに新しい機能を追加したりしなくてはならない」と説明。

その上で、現在はまだ初期段階であるため、この提案をより良くしたり、実現を可能にするために、開発者コミュニティから意見を募集している。コミュニティに対し、質問やフィードバックを行い、議論に参加するよう求めた。

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