CoinPostで今最も読まれています

米信用組合監督庁、分散型台帳技術やDeFiについて情報提供を呼びかけ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨とその関連技術の情報を募集

米国の信用組合監督庁(NCUA)は、暗号資産(仮想通貨)などデジタル資産とその技術が、NCUAと関連機関に与える影響について、関係者から情報を収集している。

特に信用組合が、分散型台帳技術(DLT)と分散型金融(DeFi)をどのように活用しているかを学び、これらの技術に関して、金融システムや消費者を保護していく方法を検討することが狙いだという。

NCUA(米信用組合監督庁)

英語でThe National Credit Union Administration。米国の預金取扱機関の預金者に預金保険を提供する機関。米国議会によって設立された独立した連邦機関で、米国内の信用組合に対する規制・監督を行い、その安全性と健全性を維持している。

▶️仮想通貨用語集

多岐にわたる質問項目

NCUAから信用組合関係者への質問は多岐にわたっており、以下のようなものが挙げられた。

  • 現在、どの程度分散型台帳技術(DLT)またはDeFiアプリケーションを使用あるいは使用を検討しているか。(該当する場合は具体的な商品やサービスの概要)
  • 内部業務の円滑化などにDLTをどの程度使用しているか、または使用を検討しているか。
  • DeFiアプリケーションサービスに対する最大の市場需要はどこにあると考えられるか。
  • DLTおよびDeFiアプリケーションについて、測定・監視・管理が困難な固有のリスクは何か。そのリスクに対処するために、どのような管理プロセスを実施できるか。
  • DLTやDeFiアプリケーションに適用される可能性のある法律および規制(証券、銀行機密法、アンチマネーロンダリング、消費者保護など)への遵守を行う上でどのような方法があるか。
  • NCUAが既存の監督指針を明確化あるいは拡大すべき分野はあるか。

DLTとDeFiについて、導入事例や、市場の需要、リスクなど様々な面から検討し、NCUAが規制面でどのように対応していくべきかを問いかけるものとなっている。

連邦預金保険公社も同様の呼びかけ

米国で預金保険を提供するもう1つの機関「米連邦預金保険公社(FDIC)」も5月に同様の通知を出して、デジタル資産についての情報提供を金融機関に呼びかけていた。

FDICは米国の銀行預金に保険をかけている政府機関。通知ではデジタル資産の取扱い事例やリスク管理方法についての質問を中心としていた。米国では様々な金融規制当局が、仮想通貨と本格的に取り組む姿勢を見せ始めている。

関連米預金保険公社、銀行の仮想通貨取扱いについて意見募集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア