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BitwiseのビットコインETF、ルール変更の申請をNYSEアーカが提出|仮想通貨市場操作への懸念に対応

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BitwiseのビットコインETF、ルール変更の申請をNYSEアーカが提出
デリバティブ取引所NYSEのアーカ(Arca)がBitwiseが新たに提出したビットコインETFに関して19b-4といういわゆる「ルール変更」の申請を提出した。SECの市場操作への懸念に対し、その影響は抑止されているという。

BitwiseのビットコインETF、ルール変更の申請をNYSEアーカが提出|SECの市場操作への懸念に対応

Bitwise Asset Managementが、現物ビットコインに準拠するETF(上場信託投資)の提供登録書を、SEC(証券取引委員会)へ提出済であることがわかった。

デリバティブ取引所NYSEのアーカ(Arca)が、後日SECへ19b-4という、いわゆる「ルール変更」の申請を提出するとされていたが、実際に申請が完了していることが26日わかった。

当申請はSECの米国政府の閉鎖によりSECへの掲載が遅れたことで、顧みられない状態が続いていたため、申請に関する新しい情報が今になって公開された形だ。

Bitwiseは当初、ETFの再申請の発表をした際、今までの申請とは異なる点として、規制された第三者カストディサービスへ現物のビットコインを預ける(VanEckの場合は、自社のトラストで管理する)ことを内容に盛り込んでいたが、NYSEのアーカ(Arca)により提出された「ルール変更」の申請では、これらの点を証明する内容が新たに記載された。

また申請処理を行うSECの中で、ETF承認に係る大きな問題点として挙がる「ビットコインの市場操作」に関しても言及された。

ビットコインの代替性を考慮すると、市場規模または価格の改ざんによる市場操作が、個々の取引のインデックスバリューに与える影響は、複数の仮想通貨取引所の相場と市場規模の報告を利用することで抑止されている。

と、前回の申請却下の要因となったビットコインの市場操作の影響については、それ程のものではないという見解を示している。

NYSEのアーカ(Arca)により「ルール変更」の申請は提出済みだが、承認結果までのカウントダウンはまだ始まっていない。

仮想通貨に詳しい米弁護士Jake Chervinsky氏によれば、SECの結果発表の期限は連邦広報にて公示された時点からのカウントとなる、つまり米国政府が完全に開放されてからであることを意味する。(本日発表されたものは3週間に限定されたもの)

今度こそ史上初のビットコインETFが承認となるのか、米国政府の動きと合わせて見守りたい。

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