CoinPostで今最も読まれています

プーチン大統領が発表した仮想通貨及び、ICOの新しい法律とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロシアのプーチン大統領は、仮想通貨及びブロックチェーン技術などに関する法の整備を進める
これは中国の仮想通貨取引禁止などとは対照的で、今後の発展を促す目的で、適切に法を整備しているようです。
ブロックチェーン技術を使用し、経済圏の構築を目指している。
アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、そしてロシアを含めたユーラシア経済連合で直接的な取引をできるようにします。

ロシアの大統領であるプーチン氏は、仮想通貨マイナーの登録要項改正ICOに関する証券取引法などの仮想通貨分野の規制を整備しました。

ロシア政府は、10月の第4週にかけて、プーチン氏から指南を受けた5つの条例を発表しました。この条例は、恐らく技術分野において、ロシア政府が最も直接的に干渉したものといっても過言ではないでしょう。これは、ロシア内の仮想通貨に対する新しい法律の整備というだけに留まらず、この技術を使用して、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、そしてロシアを含めたユーラシア経済連合で”直接的な取引可能圏”を創り出そうとしています。

そして、注目すべきは、ロシアはブロックチェーンを利用し仮想トークンを発行・販売することで資金を調達するICOに対し条例を制定したことでしょう。さらに、プーチン氏はドミートリー・メドヴェージェフ首相を介し、仮想通貨マイナーたちに対してその利益から税を徴収するシステムを構築するよう求めました。

その中でも、ある条例は、ロシア国会内の国家院での課題、そして、中央銀行が仮想通貨を規制する法律を整備することに対し、威厳を振舞っているように見えます。

それは、

「ロシア連邦政府は、ロシア銀行と協力し、金融分野で使用されている分散型台帳、デジタル信用状(支払い確約書)、デジタルローン、仮想通貨、トークン、契約の自動化などのデジタル技術の地位確立を求め、ルーブルというロシア連邦における唯一の法定通貨に基づくように国会での変更を保証しなければならない」

と記述されました。

さらにロシア政府は、スタートアップ企業が金融分野において、最新技術を使って新たなサービスを創っていくことを求めています。

また、ある条例では、企業が保護された環境下でシステムを試用できる”サンドボックス(システムが不正に操作されるのを防ぐセキュリティ)”というフレームワークの採用を指南しました。これは、イギリスなどの国々でも採用されており、金融という分野に焦点を当てた”サンドボックス”では、ブロックチェーン技術を採用している企業にとって大きな関心となっています。

Vladimir Putin Mandates New Rules for Cryptocurrencies and ICOs

Oct 24, 2017 by Stan Higgins

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

ロシア政府は法定通貨ルーブルと同様に、仮想通貨と交換可能なCryptoRubleという仮想通貨を発行・管理することを発表しています。国内でマイニング事業の拡大を計画しているなど、ブロックチェーン・仮想通貨にはとても積極的な体制です。各国がICOのルール整備をし、ロシアもその整備をすることで環境を整え、その分野の成長を促すことが目的でしょう。また、この姿勢の背景には、世界的にも大きく成長をとげているこの分野をリードすることで、ロシアの金融経済成長にも繋がると考えているのではないでしょうか。

ロシア政府は公式に自国仮想通貨「CryptoRuble」の発行をすると発表
ロシア政府が自国仮想通貨「CryptoRuble」の発行を発表しました。法定通貨ルーブルと同様にロシア当局で発行、管理、そして維持され法定通貨と仮想通貨交換が可能となります。
ロシア知事、マイニングファーム発足のためマイナーをサンクトペテルブルク(レニングラード)に招待
ロシアがビットコインを含む仮想通貨マイニングの工業団地を発足させようとしています。ロシア知事がサンクトペテルブルク付近のソスノヴィ・ボールにマイナーを招待しました。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧