- マスターカードとR3が国際送金業務で提携
- 決済最大手のマスターカードと、企業向けブロックチェーン開発企業R3がパートナーシップを締結。国際送金に活用する新しいブロックチェーン技術を開発し、実証実験を行っていく。
マスターカードとR3が提携
決済最大手のマスターカードが、企業向けブロックチェーン開発企業R3とパートナーシップを締結した。国際送金に活用する新しいブロックチェーン技術を開発し、実証実験を行っていく。
最初はグローバル決済インフラと、銀行に対応するマスターカードの清算や決済のネットワークをつなぐことにフォーカスするという。
マスターカードで新たな決済プラットフォームを担当する幹部のPeter Klein氏は、「口座間のつながりをグローバルに発展させ、新しくより良い企業間の国際送金手段を開発することは、当社の目標の中核だ」と語っている。
R3は自社のオープンソースのブロックチェーンプラットフォームであるCorda(コルダ)とマスターカードの経済圏をつなぐ。コルダには、金融サービス、テクノロジー、中央銀行、規制、貿易など様々な業種の企業が300社以上参加しているという。
R3のCEO David E. Rutter氏は、「Cordaは企業向けに設計されている。ブロックチェーンを活用した国際送金事業でマスターカードを支援できることを楽しみにしている」と期待感を示した。
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マスターカードは先週、ブロックチェーンを活用する貿易金融企業Marco Poloのネットワークへの参加を発表した。Marco Poloには、R3と貿易金融企業のTradeIXが出資している。Marco Poloのネットワークへの参加は、あらゆる規模の企業間におけるグローバルな貿易金融業務を、よりスムーズに行えるようにすることが目的だという。
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