Coinbase Walletに新機能追加
米大手仮想通貨(暗号資産)取引所コインベースは26日、モバイルアプリ「Coinbase Wallet」から分散型金融(DeFi)のアプリを利用し、直接仮想通貨の貸出ができるようになったことを発表した。
今まではウォレット内に搭載されたブラウザやWalletLink機能を介してDeFiのプラットフォームを利用する必要があった。いったんウォレットアプリを離れる必要があり、プラットフォームごとの利率の比較や残高の確認が簡単には行えなかったという。
コインベースはユーザーがよりシームレスにCoinbase Walletを利用できるよう取り組んでおり、それが今回のサービスにつながった。今回の新機能で、CompoundやdYdXといったDeFiのサービスに容易にアクセスできるようになっている。ユーザーはウォレット内で残高や貸出で獲得した金利を確認することもできるようになった。
まずはiOSのデバイスで利用できるようにし、数週間でAndroidのユーザーにもサービスを提供する予定だ。
一方でコインベースはユーザーに注意を促している。「DeFiの貸出サービス用のアプリはまだ新しく、リスクが伴う。ブロックチェーン上にプログラムが組まれており、コードにバグがある可能性があって、資産の損失につながるかもしれない。利益は保証されておらず、保険も適用されない」と説明している。
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