はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Web3ゲームギルドの「GuildFi」、プラットフォームをアップデート Steamとの連携が可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

プラットフォームに新機能追加

タイのWeb3ゲーミングプロジェクトGuildFiは9月29日、プラットフォームのアップデートを実施したと発表。発表では、今回のv1.5のアップデート内容および新機能、今後の方針などがまとめられていた。

GuildFiは、今回のアップデートがGuildFiプラットフォームのユーザーとゲームパートナーの両方のユーザーエクスペリエンスを向上させるものになると語っている。また、今回のアップデートにより、「Becoming the home for all gamers of the new era(新時代のすべてのゲーマーのホームとなる)」というGuildFiのビジョンに一歩近づいたと述べた。

関連:タイ発の注目Web3ゲームプラットフォーム「GuildFi」とは|特徴と仕組みを解説

v1.5で導入された新機能

v1.5アップデートでは、既存機能の改善を複数実装するとともに、2022年上半期のGuildFiレポートで先行発表されていた新機能を導入している。

関連:タイのGameFiプロジェクト「GuildFi」、22年上半期の現状報告を発表

クエストシステム

出典:GuildFi

GuildFiアカウントは、アメリカのValve Corporationが運営するPCゲームプラットフォーム「Steam」のアカウントと連携が可能に。

これにより、GuildFiは「Dota 2」や「CSGO」といったSteamベースのゲームからクエストをプラットフォームに統合することができるようになった。

GuildFiでは、Steamとの連携がWeb2とWeb3の相互運用性を提供するための足掛かりとなるとしている。また、v1.5のクエストシステムでは、ゲームごとに利用可能なクエストを表示したり、グループ化したりすることが可能となっている。

ユーザーダッシュボード

出典:GuildFi

GuildFiのユーザー体験をさらに向上させるため、ユーザーダッシュボードも大幅にアップデート。ユーザーは、新たにユーザーダッシュボード内でクエストの進捗やクエストで獲得したEXPの管理を行うことができる。

また、ユーザーは自身のDiscordアカウントをGuildFiプラットフォームと同期させることも可能となっている。こうしたSNSとの連携は、ゲーマー同士のコミュニケーション促進にも繋がると考えられる。

アップデート後のユーザーダッシュボードでは、以下の項目を閲覧・管理できるようになった。

  • プロフィール
  • インベントリ(後述)
  • クエスト
  • リーダーボード
  • アチーブメント
  • チャレンジ
  • その他
  • ゲームディスカバリー

    アップデート後のゲームディスカバリーでは、ユーザーの好みに合わせて様々なゲームやクエストを分類し、ユーザーが各ゲームで利用できる様々なクエストや注目のゲームリストを検索することが可能。

    GuildFiは、今後さらに多岐にわたるゲームをリリースしていく中で、ゲームディスカバリー機能は全てのゲーマーにとってさらに重要なライブラリーになるとコメントしている。

    追加されたその他の機能

    v1.5のアップデートでは、既存機能以外の新機能も豊富に追加されている。

    インベントリ

    出典:GuildFi

    インベントリとは、GuildFiのパートナーゲームをプレイして獲得・取引したプレイヤーチケット、ラッキードロー、ホワイトリストなどのNFTや、ブルーチップNFT(BAYCなどOpenSeaの取引量トップ10のNFTを指す)を追跡することができる新機能。

    アップデート後、ユーザーは他のプラットフォームにアクセスしなくても、パートナーゲームで獲得した様々な報酬やプレイヤーチケット、ホワイトリストを確認することができる。

    アチーブメントシステム

    ゲーム業界ではアチーブメントとは、「達成の証、報酬」を意味する。GuildFi上のアチーブメントシステムも様々なアクティビティやゲームに応じたマイルストーンを達成することで様々な報酬を受け取ることができるシステムのことを指す。

    GuildFiでは、暗号資産(仮想通貨)などの金銭的な報酬だけでなく、ステータスシンボルやNFT(非代替性トークン)などの社会的な報酬の付与も予定している。

    EXP機能とGuildFiリーダーボード

    EXP(エクスペリエンスポイント)機能は、既存のGXP(GuildFi上の経験値)機能を補完し、ユーザーにとってより充実した報酬システムを実現する新機能である。EXPとは、アカウントで獲得できる累計GXPやライフタイムバリューに相当するポイントを指す。

    またEXPはユーザーアカウントに反映され、獲得したEXPによってアカウントがレベルアップするシステムとなっている。さらに、レベルの高いユーザーアカウントは「GuildFiリーダーボード」と呼ばれるランキング表に掲載され、上位ユーザーには報酬が付与される。

    出典:GuildFi

    GuildFiリーダーボードは、22年10月中にGuildFi.comで公開される予定だ。

    今後の方針および導入予定の機能

    今後の具体的なアップデート内容として、GFトークンのトークノミクスを挙げ、バーン機能導入によるトークノミクスの強化を検討していると語った。

    また直近では、GuildFiユーザーによるゲーム内アイテム、NFT、ホワイトリストなどの売買や交換を仲介するマーケットプレイス「プロジェクトMorroc」をリリースしており、このマーケットプレイスにおいても今後リリースされるゲームやプラットフォームの改善に応じて適宜アップデートされるとのことだ。

    GuildFiは、今後も同社のビジョンの実現のために、継続的にアップデートを行っていくと語っている。

    また、来日中のGuildFi共同設立者兼プロジェクト・リーダーであるJarindr Thitadilaka氏から、このアップデートについてのコメントを頂いた。

    GuildFi v1.5は、新機能とアップデート機能により、世界中のゲーマーの体験と報酬を向上させることができます。

    私たちはGuildFiプラットフォームの構築を続けており、GuildFi v1.5は近い将来、「新時代のすべてのゲーマーのホームとなる」という我々のビジョンを実現するための大きな足がかりになると考えています。

       
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    07/05 土曜日
    13:40
    トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
    World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
    13:00
    リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
    リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
    10:20
    1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
    14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
    09:45
    ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
    ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
    08:20
    Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
    ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
    07:10
    英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
    ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
    06:55
    14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
    14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
    06:30
    Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
    RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
    06:10
    スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
    スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
    05:40
    2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
    個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
    07/04 金曜日
    17:43
    マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
    アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
    17:11
    SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
    SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
    15:08
    みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
    みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
    13:50
    米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
    米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
    13:00
    米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
    米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧