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ロシア、国の仮想通貨取引所を設立か=報道

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仮想通貨取引所を設立か

ロシアの議会は、国の暗号資産(仮想通貨)取引所の設立に向けて準備を進めていることがわかった。現地メディア「Vedomosti」が23日に報じた。

市場関係者も参加して、議会の下院が仮想通貨取引所の設立に向けて法改正を議論しており、内容が固まれば中央銀行やロシア政府に改正案が回付されるという。

ロシアの経済政策委員会のメンバーはVedomostiに対し、仮想通貨について以下のように述べた。

仮想通貨の存在を否定することは無益だ。問題は、国の規制の外で多くの仮想通貨が流通していることだ。

現在は国家予算で数十億ルーブル(数十億円)の税収が失われている。

ロシアの取り組み

ウクライナ侵攻にともなって経済制裁が継続される中、ロシアでは仮想通貨やデジタル資産の法整備が積極的に進められている。ロシアのプーチン大統領は以前、金融面の自立を強化する必要があると強調していた。

関連初心者でもわかる「経済制裁」とは|仮想通貨への影響も解説

仮想通貨取引については今年7月、下院の金融政策立案者が、モスクワ証券取引所(MOEX)内に仮想通貨市場を設置することに前向きな見解を示したことがわかった。

ロシア下院の金融市場委員会の委員長は「MOEXは中銀と積極的に連携することに慣れている。そして、仮想通貨を含む業務を遂行することに対処する上で、どこよりも優れているだろう」と7月7日の記者会見で語っている。

関連「証券取引所に仮想通貨市場を設置へ」 露金融政策立案者が見解

また9月には、MOEXが、同取引所がデジタル金融資産(DFA)と、それに基づく証券を扱えるようにする法案を起草していることを現地メディアが報じた。法案の提出権限を持たない中銀に代わって、MOEXが法案を作成していると伝えられている。

同国におけるデジタル金融資産は、発行者に対する債権、非公開株式会社の資本参加権、持分証券に対する権利(譲渡請求権を含む)などを表わすものとして法律で認められている。債権、有価証券、商品など、複数の資産によって担保される場合もあるという。

仮想通貨のような技術特性も持っており、ブロックチェーンネットワーク上のトークンの一種として、スマートコントラクトでプログラムすることも可能だとされている。

関連モスクワ証券取引所、デジタル資産取引を可能にする法案を起草

スマートコントラクトとは

あらかじめプログラムされた条件に応じて、自動的に契約を執行する仕組みを指す。イーサリアム(ETH)などのブロックチェーンが備えている機能で、効率性向上やコスト削減等の効果が期待されている。

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