CoinPostで今最も読まれています

「証券取引所に仮想通貨市場を設置へ」 露金融政策立案者が見解

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

証券取引所に仮想通貨市場

ロシア連邦下院の金融政策立案者が、モスクワ証券取引所(MOEX)内に暗号資産(仮想通貨)取引市場を設置することに前向きな見解を示したことが分かった。

ロシア非政府系通信社Interfaxが伝えた内容によると、ロシア下院の金融市場委員会のAnatoly Aksakov(アナトリー・アクサーコフ)委員長が7月7日の記者会見で以下のように語った。

MOEXは中央銀行と積極的に連携することに慣れている。そして、仮想通貨を含む業務を遂行することに対処する上で、何処よりも優れているだろう。

ロシア連邦下院の金融市場委員会は、同国の仮想通貨政策を積極的に進めてきた。6月末には仮想通貨の発行者に付加価値税(VAT)を免除する内容を含む法案を承認したばかり。デジタル資産からの課税所得に対して、ロシア企業に13%、外国企業には15%の税率を設定した。

関連:露下院、デジタル資産発行者に付加価値税免除の法案を承認

ロシアと仮想通貨規制

なお、同国では仮想通貨を禁止したい中銀と、規制することで許可したい政府とで意見が相違している状況だ。

ロシア財務省は仮想通貨を取り巻く規制の明確化に取り組んでおり、取引や発行手続き、市場参加者の活動の定義などを盛り込んだ包括的な法案を4月にロシア政府に提出したばかり。

草案では、取引所運営会社に対し、資本金や組織体制、報告書の作成、内部統制・監査等、厳格な要件が設けられた。マネロン・テロ資金供与対策(AML/CFT)のためにも、政府としては仮想通貨事業者を監督したいねらいがある。

ウクライナへの軍事侵攻で欧米諸国から経済制裁を受けたロシアは3月、ロシア国内からの米ドル資産の引き出しを一時的に制限する大統領令を出してもいる。

関連:ロシア政府が海外企業による1万ドル以上の外貨引き出し制限へ、資産売却阻止か

一方、ロシア中央銀行は、仮想通貨の普及がロシア国民の福利や金融システムの安定性に重大な脅威をもたらし、犯罪行為を助長すると否定的な態度だ。1月には、法改正を通じて同国内での仮想通貨の使用及びマイニングの禁止案を提出するも、プーチン大統領の介入を受けて踏み止まった経緯がある。

なお、現在、ロシアで仮想通貨取引は合法とされているが、商品やサービスの決済に用いることは禁止されている。2月に資産デジタル化プラットフォームAtomize Russiaが、ロシア中央銀行からデジタル金融資産を管理するライセンスを同行で初めて取得していた。

関連:ロシアの政府と中銀、仮想通貨規制案の合意に至らず

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る Glassnodeレポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧