CoinPostで今最も読まれています

会計事務所Mazars、仮想通貨企業への監査サービス提供停止

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業への監査サービス停止

会計事務所Mazarsグループは、暗号資産(仮想通貨)企業に監査業務を提供することを、一時的にすべて停止する。CNBCなど複数メディアが報じた。

サービス停止は、大手仮想通貨取引所バイナンスが明らかにしたものだ。バイナンスの広報担当者は、「Mazarsは、Crypto.com、KuCoin、そしてバイナンスなどを含めて、世界的にすべての仮想通貨企業との仕事を一時的に停止することを示した」と述べている。

資産証明の方法に懸念か

Mazarsは、この動きについて、仮想通貨取引所が資産証明を行い始めたことに関連しているとして、次のように説明した。

仮想通貨企業の準備金証明レポートの提供に関する活動を一時停止した。そうした資産証明を、一般的に人々がどう理解するかについて懸念したためである。

さらに、Mazarsは、資産証明の報告は、「合意に基づいた手続きによる報告基準に沿って行われる」ものであり、資産についての「保証や監査見解」ではないと続けた。あくまで、一定の手続きに基づく「限定的な所見」だとしている。資産証明の厳格さに限界があることを示唆した形だ。

背景として、FTXの破綻により、仮想通貨取引所への信頼が揺らぐ中、業界ではユーザーの全資産をカバーできるだけの資金があることを検証可能な方法で証明しようとする動きがある。

バイナンスは11月、資産証明(PoR:Proof of Reserves)システムをリリースする計画を発表。ユーザーが、ビットコイン(BTC)など仮想通貨のPoRのページを閲覧できるようにすると共に、PoRの結果を第三者に監査してもらうことも計画していると述べた。

関連バイナンス、資産証明はビットコインから開始

その後12月7日には、「バイナンスのユーザー資産の透明化とPoRのアップデートの一環として、グローバルな金融監査・税務・アドバイザリー企業Mazarsのデジタル資産専門家と連携する」ことを公表。Mazarsが発行したビットコイン資産証明レポートを紹介した。しかし、現時点ではこのレポートへのリンクは切れている。

他に、コインベースやクラーケン、BitMEXなどの取引所も資産開示についての声明を発表した。

一方、開示方法によっては不完全だという指摘もある。クラーケンのジェシー・パウエルCEOは、「マイナス残高を有する顧客アカウントについても評価に含める必要がある」として、バイナンスやCoinMarketCapなどのPoRは、こうした負債を含めていないことに欠点があると論じている。

関連仮想通貨取引所の資産開示、コインベースなど報告開始

Armaninoも撤退姿勢か

Mazarsの他には、FTXの監査を行っていた会計事務所Armaninoも、仮想通貨企業の監査から撤退する姿勢であることが伝えられる。

情報筋によると、Armaninoに対して、仮想通貨業界以外の同社クライアントが、風評リスクにより監査結果に疑問が付されることになるとして、圧力をかけているという。

Armaninoは2021年に、米国版FTXの監査を行っており、同取引所の不正を発見できなかったとして、FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOらと共に、集団訴訟を起こされている状況だ。

FTXとは

SBF容疑者が率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、今年11月に破産申請を行なっている。

▶️仮想通貨用語集

コメントしてBTCを貰おう
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/24 金曜日
08:12
ヘデラ(HBAR)、国内初上場 CoinTrade
CoinTradeは23日、国内初の取扱いとなるヘデラおよびアバランチの新規取り扱い実施を発表した。
07:55
テラのDo Kwon氏、モンテネグロの空港で逮捕か
モンテネグロの内務大臣は、仮想通貨テラの開発を主導していたTerraform LabsのDo Kwon共同創設者と見られる人物を拘束したと発表。現在、身元確認が行われている。
07:30
米IT株・ナスダック反発 FOMC追加利上げから一夜明け|24日金融短観
3/24(金)朝の相場動向(前日比) 暗号資産 ビットコイン:28,259ドル +2.6% イーサリアム:1,818ドル +4.1% アービトラム:1.42ドル -71% 伝統…
03/23 木曜日
17:02
Bitrue、仮想通貨XRP関連トークン「COREUM」のエアドロップに対応
仮想通貨取引所のBitrueは、レイヤー1ブロックチェーン「COREUM」による、XRP(リップル)等の保有者向けエアドロップのサポートを発表した。スナップショットは3月24日13時(日本時間)から開始される。
16:05
Aavegotchi、ポリゴンでカスタムチェーン構築へ
メタバースゲーム「Aavegotchi」、独自ブロックチェーン「Gotchichain」の開発計画を発表した。カスタム可能なブロックチェーン構築ツール「Polygon Supernets」で専用のブロックチェーン「Gotchichain」が構築される。
13:15
Gala Games、公開プレイテスト開始
Gala Gamesが2タイトルで公開プレイテストを実施中。4X系のターン制RPG、「エターナル・パラドックス」とサバイバルMMOPRG「ウォーキング・デッド:エンパイア」で2週間限定で実施される。
13:00
アバランチ(AVAX)、アップデート後に1時間のダウンタイム発生
仮想通貨アバランチのブロックチェーンは、23日に実装されたアップデート「Banff 12」後に約1時間に渡って停止した。アバランチの「Contract(C)Chain」が影響を受け、一部取引所では入出金を停止する措置が取られた。
12:27
ビットコイン反落、FOMCパウエル発言やイエレン議会証言で楽観的な見方が後退
暗号資産(仮想通貨)市場では年初来高値を更新していたビットコインが急反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを行なったパウエルFRB議長の方針とイエレンの議会証言で、楽観的な見方が後退した。
11:28
メタマスク、機関投資家向けにステーキング機能を提供へ
米ConsenSysは、機関投資家向けの仮想通貨ウォレット「Metamask Institutional」にステーキング専用のマーケットプレイスを設置する計画を発表した。4つの仲介サービスを提供し、イーサリアムのワンクリック・ステーキングが可能になる。
11:15
ビットコインカストディのXapo Bank、USDC送金システム提供へ
ビットコインカストディ企業Xapo Bankは、ステーブルコインUSDCを発行する米サークル社と提携して送金システムを提供すると発表した。SWIFTと比べ低コストで迅速に送金できるものだとしている。
10:15
Bitrue、Arbitrum(ARB)上場予定
仮想通貨取引所Bitrueは、イーサリアムのL2「Arbitrum」の新規上場計画を発表した。同社は取扱い開始を記念して独自にARBトークンのエアドロップを実施予定。賞金として総額100,000 ARBが用意されている。
10:10
米SEC、トロン創設者ジャスティン・サン氏らを提訴
米証券取引委員会は、仮想通貨トロンの創設者であるジャスティン・サン氏に対して訴訟を起こした。未登録証券の提供や販売、ウォッシュトレードを行ったと申し立てている。
09:50
「GM Radio」 次回は分散型IDプロジェクト「Masa Finance」が参加
グローバル版CoinPostによる第15回GM Radioは、3月24日の12:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストに、SBT活用の分散型IDプロジェクトMasa Financeを招待する。
09:20
米SEC、証券法違反の疑いでコインベースを調査
仮想通貨取引所コインベースは、米SECからウェルズ通知を受け取ったことを公表。SECが調査している内容やコインベースの考えを説明した。
08:20
コインベース、Arbitrum(ARB)上場予定
仮想通貨取引所大手コインベースは、「Arbitrum(アービトラム・ARB)」の新規上場を決定した。また、個人投資家向けのアルゴランド(ALGO)のステーキング報酬の付与中止する予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア