CoinPostで今最も読まれています

FTX前CEOサム氏、330億円で保釈

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

保釈され、米国で監視下へ

FTXのサム・バンクマン=フリード(SBF)前CEOは22日、約330億円(2億5千万ドル)の保釈金で釈放された。バハマから米国に身柄を引き渡されており、カリフォルニア州の両親の家で厳しい監視下に置かれることになる。

サム氏は、ニューヨークの地方裁判所に出廷し、保釈条件に同意。判事からは、サム氏が保釈条件のいずれかに違反した場合には逮捕状が発行され、同氏の両親が保釈金を負担することになると言い渡された。

保釈条件によると、サム氏は約13万円(1,000ドル)以上の金融取引はできず、クレジットカード開設やローン利用なども新たに行うことはできない。また、運動するとき以外は外出できず、薬物乱用と精神衛生の治療を受けることへの同意もなされた。

サム氏はすでにパスポートを放棄しており、足首には追跡装置も装着される。サム氏の両親は、1月12日までに保釈金をホームエクイティで確保する必要がある。

ホームエクイティとは

自宅を担保にして融資を受けること。住宅の市場価格から住宅ローンなどの残高を引いた部分の資産を活用するものである。

▶️仮想通貨用語集

サム氏は、米国の捜査当局より、電信詐欺、商品詐欺の共謀、証券詐欺、マネロン、連邦選挙委員会を欺いて選挙資金違反を行った共謀などで起訴された。

また、刑事とは別に、米証券取引委員会(SEC)も民事で、サム氏を投資家への詐欺と顧客資産流用の容疑で提訴している。

関連米捜査当局、FTXのサム前CEOを起訴 詐欺やマネロンの疑いで

関連米SEC、証券法違反でFTXのサム前CEOを起訴

アラメダリサーチ前CEO、司法取引

一方、FTXのグループ企業アラメダリサーチのキャロライン・エリソン前CEOは米司法省と司法取引を行った。

18日に提出された取引関連の書類によると、エリソン氏が、連邦捜査局、および他の法執行機関に全面的に協力することを条件に、これ以上刑事訴追されないとする内容だ。ただし、FTXとアラメダリサーチの資金混同に起因する、電信・商品詐欺容疑に関する刑事税法違反の可能性を除く。

司法取引が有効になるには裁判所の承認が必要である。また、他の機関が、エリソン氏に対して今後立件する可能性は排除していない。

エリソン氏の保釈には、約3,300万円(25万ドル)の保釈金と、旅行制限、渡航書類の引き渡しなどが求められている。

エリソン氏は、FTXの共同設立者ゲイリー・ワン氏と共に、刑事責任を認めたところだ。

エリソン氏は、主に「FTX顧客に対する電信詐欺」「アラメダリサーチ貸金業者に対する電信詐欺」「商品取引・証券取引詐欺の共謀」「マネロン目的の詐欺」などの罪で起訴されている。

ワン氏も、「FTX顧客に対する電信詐欺」「商品取引詐欺の共謀」「証券取引詐欺の共謀」などで起訴されていた。

関連アラメダの元CEOエリソン氏ら、刑事責任を認める

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア