5/12(金)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,309ドル -0.6%
- ナスダック:12,328ドル +0.1%
- 日経平均:29,126円 +0.01%
- 米ドル/円:134.4 +0.1%
- 米ドル指数:102 +0.5%
- 米国債10年:年利回り3.38 -1.4%
- 金先物:2,020ドル -0.8%
- ビットコイン:27,024ドル -1.8%
- イーサリアム:1,796ドル -2.4%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウ
本日のNYダウは−221.8と大幅に続落。ナスダックは+22ドルで底堅く推移した。昨夜発表の米4月卸売物価指数(PPI)はディスインフレの継続を示したが、パックウェスト銀の急落を受けて米地銀への不信感が再び強まっており、投資家の心理を悪化させた。
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米4月卸売物価指数
昨夜発表の米4月卸売物価指数(PPI)は総合で前年同月比2.3%上昇、予想の+2.5%および前月の+2.7%を下回った。2021年初旬以来の低い伸び率となり、引き続きインフレ鈍化を示唆した。
食品とエネルギーを除くコアPPIも予想の+3.3%を下回り前年比3.2%の上昇となった。食品卸売りやヘルスケア関連などサービス分野の価格上昇が要因となった格好だ。
10日夜発表のCPIでもインフレ鈍化の兆候が示唆されており、今回のPPIのデータと同様に6月FOMCでの利上げ停止を正当化する内容とみられる。
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新規失業保険申請件数
一方、先週の米新規失業保険申請件数は2021年10月以来の高水準となり、景気の先行き不安を強めた。
具体的には、前週比2万2,000件増の26万4,000件で、予想の24万5,000件を大幅に超えた。これまでマイクロソフトやメタなど大手ITなどによる大規模な人員削減が相次いでおり、労働市場全体に影響を与え始めているようだ。
パックウェスト銀の預金減少
経営難に陥った米地銀パックウェスト・バンコープの株価は前日比-22.7%。先週に預金が9.5%と大幅に減少したことが投資家の不安を再び煽った。
同銀が先週、身売りや増資を含む戦略的選択肢について表明したことが顧客の預金流出の要因となった格好だ。
一方、ウェスタン・アライアンス銀では9日までの1週間で預金が6億ドル増加し、494億ドルになったことが一時的に好材料とされた。
今週以降の経済指標
- 5月15日21時30分(月):5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 5月18日21時30分(木):米前週分失業保険継続受給者数・新規失業保険申請件数
- 5月19日24時(金):パウエル米連邦準備理事会議長 発言
- 5月23日22時45分(火):米5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
- 5月25日3時(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 5月25日21時30分(木):米1-3月期四半期GDP個人消費(改定値)
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米国株
IT・テック株は堅調に推移しナスダックを支えた。個別銘柄の前日比:NVIDIA-1%、c3.ai-1.6%、テスラ+2.1%、マイクロソフト-0.7%、アルファベット+4.3%、アマゾン+1.8%、アップル+0.1%、メタ+1.1%。
アルファベット
アルファベット傘下のグーグルは11日に、会話チャットボット「Bard(バード)」について日本語と韓国語でもサービスの提供を始めることを発表した。また、英語版のBardについては利用できる地域を180以上の国や地域に拡大するという。グーグルはBardでマイクロソフト関連の「ChatGPT」対抗として市場シェアの拡大を図っている。
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仮想通貨関連株連れ安
- コインベース|60.3ドル(-3.6%/+3.6%)
- マイクロストラテジー|287.3ドル(-8.8%/-12%)
- マラソン・デジタル|8.7ドル(-14.5%/-17%)
ナスダック上場の米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングスは10日に、米証券取引委員会(SEC)から米モンタナ州ハーディンのマイニングセンターの関連で、連邦証券法違反の調査をめぐる2つ目の召喚状を受け取ったことを明らかにした。1つ目の召喚状は2021年3Qに受け取ったもので、召喚状の内容は開示されていない。
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