はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米CPI 2年ぶりに5%割れ、IT・仮想通貨関連株上昇|11日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5/11(木)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,487ドル -0.2%
  • ナスダック:12,179ドル -0.6%
  • 日経平均:29,122円 -0.4%
  • 米ドル/円:134.2 -0.01%
  • 米ドル指数:101.2 -0.3%
  • 米国債10年:年利回り3.4 -2.3%
  • 金先物:2,036ドル -0.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:27,785ドル +0.5%
  • イーサリアム:1,851ドル +0.3%

本日のNYダウ

本日のNYダウは−73.9ドルと小幅に下落。ナスダックは-77.3ドルだった。昨夜発表の米CPIはディスインフレの継続を示したが、景気後退への懸念が根強く米株式市場での戻り売りは鉄鋼、非鉄、化学など循環株を中心に強まった。一方、米国債利回りの急低下などを受けて、IT・ハイテク株など成長株は堅調に推移し相場全体をサポートした格好だ。今回のCPIを受けて、FRBが6月にも利上げを停止する観測は高まった。

関連NISAで買える、国内・海外のETF(上場投資信託)ランキングTOP3

米4月消費者物価指数

昨夜発表の米4月消費者物価指数(CPI)は総合で前年同月比の伸びが約2年ぶりに5%の水準を下回った。21年4月以来の低い伸びとなり、引き続きインフレ鈍化を示唆した。

米FRBが注視するとされるコアのサービスの前年比での伸びは昨年7月以来の低水準に改善。一方、ガソリン価格や家賃が上昇し、食品価格が2カ月連続で横ばいにとどまるなど物価全体では依然高い水準が続いており、雇用市場も底堅さを維持している状況だった。

ブルームバーグによると、ソーファイの投資戦略責任者 リズ・ヤング氏は「CPIはようやく5%を切ったという面で良好な内容だが、コアはなお5.5%上昇しているため、最悪期を脱出したと考えられるような水準に株式相場を押し上げるほどの内容ではない」と指摘した。

また、ロイターによると、バンク・オブ・ザ・ウエストのチーフエコノミスト スコット・アンダーソン氏は、「今回のCPIはFRBが6月の利上げ停止を真剣に検討する根拠となるが、目先の利下げを支持するものではない」とコメントしたという。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週、0.25ポイントの追加利上げを決定し、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを「5.00-5.25%」までに引き上げた。金利先物市場では、6月FOMCでの利上げ停止への観測は93.9%まで高まっており、7月以降FOMCでは利下げ開始を織り込み始めている。ただ、”既定路線”ではなく、FRBがインフレ圧力が持続的に低下する軌道にあるとの確信を持つには今後のデータをさらに見極める必要があるだろう。

今週以降の経済指標

  • 5月11日21時30分(木):米4月卸売物価指数/コア指数(PPI)
  • 5月15日21時30分(月):5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
  • 5月18日21時30分(木):米前週分失業保険継続受給者数・新規失業保険申請件数
  • 5月19日24時(金):パウエル米連邦準備理事会議長 発言
  • 5月23日22時45分(火):米5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 5月25日3時(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 5月25日21時30分(木):米1-3月期四半期GDP個人消費(改定値)

関連不動産投資信託「REIT」とは 主なメリット・デメリットを解説

米国株

今回のCPIデータはIT・テック株にとってはプラスな内容となったが、米政府の債務上限を巡る議会の行き詰まりが続いていることは株式市場全体を圧迫している状況だ。米1年物のクレジット・デフォルト・スワップのスプレッドは過去最高水準(172ベーシスポイント)まで拡大。5年物クレジット・デフォルト・スワップも前日の72ベーシスポイントから73ベーシスポイントに拡大し、09年以来の水準となった。

IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA+1.1%、c3.ai+1.5%、テスラ-0.3%、マイクロソフト+1.7%、アルファベット+4.1%、アマゾン+3.3%、アップル+1%、メタ-0.1%。

関連初心者でもわかる、アパート投資のメリット・デメリット

仮想通貨関連株連れ高

  • コインベース|62.6ドル(+4%/+7.5%)
  • マイクロストラテジー|315.1ドル(+3.8%/-3.6%)
  • マラソン・デジタル|10.2ドル(+8.9%/-2.6%)

ナスダック上場の米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングスは9日に、デジタル資産インフラ企業Zero Twoと提携してアラブ首長国連邦(UAE)アブダビで大型ビットコイン(BTC)マイニング施設を立ち上げると発表した。

関連米マイニング企業Marathon、アブダビで大型施設立ち上げへ

関連税制優遇制度「つみたてNISA」で選べる投資信託ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧