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コロプラグループのBCG開発会社Brilliantcrypto、コインチェックとIEO契約を締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コロプラのGameFi部門

大手ゲーム会社コロプラグループは20日、 ブロックチェーンゲームを手掛ける100子会社の株式会社Brilliantcryptoが、コインチェック株式会社とIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)に向けた契約を締結したことを発表した。

IEOは、日本国内の法規制に則って暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査を行い、暗号資産(トークン)の公募売出し・流通を行う仕組み。取引所のユーザーベースと販売網を活用することで、ゲームが立ち上げられた初期段階からのコミュニティの活性化が期待される。

この契約の一部として、コロプラグループとコインチェックは、Brilliantcryptoが開発中のブロックチェーンゲームとコインチェックの暗号資産取引サービスを一緒に運用し、新しいゲーム体験とGameFi市場を作り出すための連携を深める予定だ。さらに、Brilliantcryptoは世界市場への展開につなげる方針を示している。

GameFiとは

Game(ゲーム)とFinance(金融)をつなげた言葉で、ゲームにブロックチェーン技術や暗号資産を組み合わせることで、ゲームをプレイして稼ぐ(Play to Ear)仕組みを確立したゲーム全体を指す。

▶️仮想通貨用語集

ブロックチェーン技術を活用したGameFi事業を展開するBrilliantcryptoは、コロプラグループの完全子会社として、2022年11月に設立された。親会社のコロプラは東京証券取引所の一部上場企業で、その代表作には『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』や『白猫プロジェクト』、スクウェア・エニックスの位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の共同開発などでも知られる。

出典:Brilliantcrypto

コインチェック副社長執行役員 暗号資産事業本部長の井坂 友之氏は、以下のようにコメントを寄せた。

時代の変化に合わせた独創的なゲームデザインを発明しユーザーに対して提供することができる稀有な企業であるコロプラグループ、及びBrilliantcryptoのクリエイティブチームとIEOをご一緒できることを大変嬉しく思っています。

関連:仮想通貨IEOの成功事例から学ぶ、トークンセール5つの注意点

PoWを参考にしたゲーム設計

これまでに日本国内で4回のIEOが行われ、そのうち2回はコインチェックが提供するIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」を通じて実施された。コロプラの創業者兼代表取締役会長であり、Brilliantcryptoの代表取締役社長の馬場功淳氏は、コインチェックとのIEOパートナーシップについて次のように述べている。

長年モバイルゲーム業界でテクノロジーと独創的なアイデアをもとに事業を行ってきた我々と、国内最大手の取引所であるコインチェック社がタッグを組むことで、日本のweb3業界やゲーム業界のみならず世界中に大きな盛り上がりを作っていけると考えています。

Brilliantcryptoが開発中のブロックチェーンゲームは、ビットコインの合意形成メカニズム「Proof of Work」からインスピレーションを受けており、ゲームプレイが他者のために価値を証明する「Proof of Gaming」という新しいモデルを採用。

これまでの“Play to Earn(P2E)”の課題を克服した新たな仕組みの確立により、日本発グローバルの大型プロジェクトになることを目指す。

Brilliantcryptoは、この開発中のブロックチェーンゲームについての詳細を、2023年7月25日(火)・26日(水)に開催されるグローバルカンファレンスWebX 2023で発表予定。

会場となる東京国際フォーラムでは、25日(火)の14:00より、Brilliantcrypto代表取締役社長の馬場功淳氏がプレゼンテーションを行う予定だ。

Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)とは

コンピューターで計算(マイニング)を行うことによって、ブロックを新たに承認・生成するコンセンサスアルゴリズムのこと。

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