CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム共同創設者ブテリン氏、1.4億円相当のETHを取引所へ入金 売却懸念高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム売却か

イーサリアム(ETH)の共同創設者Vitalik Buterin氏のものとされているアドレスは21日、1.4億円相当のイーサリアムを米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースに送信したことが報告された。

送金した数量は600ETH。送信の目的をButerin氏が説明しているわけではないが、仮想通貨市場が下落傾向にある中、イーサリアムを売却するためにコインベースに送金したとの見方が多い。なお、Buterin氏が取引所に大口送金する事例はこれまでも確認されている。

仮想通貨市場では先週金曜日にビットコイン(BTC)などの価格が急落。CoinGeckoのデータによれば、本記事執筆時点でイーサリアムの価格は前週比でマイナス8.6%下落している。オンチェーン分析会社Lookonchainは18日、別の一頭のクジラ(大口保有者)が2万2,341ETH(現レートで54億円相当)を急落前に売り抜けたことを報告していた。

関連暴落直後のビットコイン、26000ドル前後で保ち合い

クジラ

仮想通貨の大口保有者のこと。クジラの動向は市場価格に影響を及ぼす可能性があるため、しばしば注目される。

▶️仮想通貨用語集

上述したButerin氏のアドレスには、約3,933ETH(9.5億円相当)がまだ残されている。海外メディアによれば、分析企業Nansenは「これまでButerin氏はクラーケンに送金することが多かった」と説明しているという。

過去にButerin氏は、イーサリアムを売却した際の価格帯や目的をX(旧ツイッター)で明かしたこともある。2020年8月に、Xユーザーのコメントに対する返答で「仮想通貨バブル期(2018年1月)に記録した最高値の約半分にあたる1ETH=700ドル(当時のレートで約7.3万円)で売却・寄付した」と説明。

また、その際イーサリアム財団の資産について、1,200ドル(同約12.6万円)の時にイーサリアムを売却し、そのお金は開発者や助成金に当てたとも明かした。

関連イーサリアム創設者、仮想通貨ETH売却時の価格帯や資金使途を明かす

他の大口送金の事例

イーサリアムの大口送金に注目が集まるのは、Buterin氏だけではない。投資家はイーサリアム財団の送金も注視している。

今年5月にはイーサリアム財団が、3,000万ドル(当時のレートで40億円)相当のイーサリアムをクラーケンに送金したことが発覚。イーサリアム財団は、2021年11月にイーサリアムの価格が過去最高値を記録した時などにも売却したとされている。

関連ビットコインの送金詰まりが深刻化、イーサリアム財団はETH売却か

また、今年6月には、イーサリアムの共同創設者Jeffrey Wilcke氏のものとみられるウォレットが、2万2,000ETH(同55億円相当)をクラーケンに送金した時も注目を集めた。

関連イーサリアム共同創設者Wilcke氏、55億円相当のETHを仮想通貨取引所へ送金か

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/06 月曜日
14:00
LayerZero、不正なエアドロップ受取を抑制へ
クロスチェーンプロトコルLayerZeroは、トークン配布の際の不正行為シビル・ファーミングを特定すると発表した。自己申告期間も設けている。
12:30
ビットコイン、累積トランザクション数が10億件に到達
仮想通貨ビットコインは、これまでの累積取引数が10億件を超えた。最近では現物ETF承認の他、Runesやオーディナルが取引数をけん引している。
12:00
不動産投資とは|種類や利点、運用方法を仮想通貨投資家向けに解説
仮想通貨投資で得た利益を別の投資先に分散したいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、不動産投資の基本概要から応用的な投資手法までをご紹介します。
05/05 日曜日
19:00
ふるさと納税受入額が約1兆円に、最新人気自治体ランキングTOP10
自治体のPR活動や魅力的な返礼品の充実により、受入額と受入件数は増加し続けています。本記事では、「ふるさと納税の寄附額の推移」や「人気の自治体ランキングTOP10」「ビットコインを受け取る方法」の3つを解説しています。
16:00
ふるさと納税とは|投資利益に対する税金を軽減できる仕組みを解説
ふるさと納税とは、応援したい自治体の活性化や地域振興を促すことを目的として、その自治体に「寄附」をする制度です。寄附額から2,000円を差し引いた全額を、所得税や個人住民税から控除され、自治体が定めた返礼品を受け取れます。
12:00
Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
この記事ではソラナの主要なPhantomウォレットで、暗号資産(仮想通貨)のポイ活(エアドロップ)の始め方。リスクと安全対策を解説します。新規ウォレットの作成方法から、詐欺の事例、セキュリティ対策までを網羅。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのBTC採掘成功に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインについて、個人マイナーのブロック生成成功、米マイクロストラテジーの買い増し、ARKのキャシー・ウッドCEOによる価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア