はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

J・ドーシー氏ら登壇のBTCイベントを立ち上げたビットコイナーが参加——第4回「Beyond The Price」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

第4回 Beyond The Price

CoinPost Globalが5日に公開した4回目の「GM Radio:Beyond The Price」には、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のイベント「Indonesia Bitcoin Conference(以下、IBC)」のオーガナイザーであるDea Rezkitha氏が参加している。

▶️CP_GlobalのTwitterをフォロー

Rezkitha氏は、人口が世界4位であるインドネシアのビットコイナー。IBCは、インドネシアの人々にビットコインについて教育するために、Rezkitha氏を含む3名が立ち上げた。

IBCはコミュニティが主導し、年に1回開催。ビットコインの認知を拡大したり、理解を深めたり、コミュニティを強化したりすることを目的としている。

今年は今月26日から27日に開催。今回はRezkitha氏のほか、以前ツイッターのCEOを務めたジャック・ドーシー氏、「Fulgur Ventures JP」の練木照子氏、Nayutaの栗元憲一CEOらが登壇する。

関連グアテマラのビットコイン・レイクに行ってみた|体験記寄稿1

なお、今回のIBCはチケットの支払い時に「BTP2023」のコードを入力することで10%オフになる。

ポッドキャストの内容

今回の配信のタイトルは「IBCに向けて」。Rezkitha氏のポッドキャスト(英語)は以下から聴くことができるが、ここから配信内容のポイントを紹介していく。

Rezkitha氏がビットコインに関心を持ったのは、観光会社を経営していた時。従来の金融システムを使い、国際送金の手数料が高かったり、処理に時間がかかったり、間違いが起きたりしていることに不満を感じた時に、ビットコインに引かれたという。

一方、その後に決済手段として受け入れる企業がバリで増えるなどビットコインは普及していたが、インドネシア政府が2019年に法定通貨のルピア以外を決済に使うことを禁止した。

それでもRezkitha氏は「今は政府もビットコインに対して考えを軟化させている」と説明。大統領が若者に、投資手段としてビットコインについて学ぶよう促すまでになったと現状を話している。

関連インドネシア、独自の仮想通貨取引所をローンチ ビットコインなど人気銘柄も公表

政府がルピア以外の決済手段を禁じたのは、インフレ対策をしたり、法定通貨を守ったりするためだとRezkitha氏は語った。インドネシアは、1998年のアジア通貨危機などの際に、ルピアの価値が大幅に下落した経験を持つ。

Rezkitha氏は、政府にはルピアの需要を維持したい思惑があると話した。アジア危機でインドネシアでは多くの銀行が閉鎖し、預金を引き出せなくなった人々がたくさんいるとも語っている。

また、Rezkitha氏は政府について、国内にQRコード決済を導入して便利になったが、国民の決済データを国が入手していると指摘。ビットコインなどの決済利用が禁止された背景には、政府が通貨を全面的に管理できるようにしておきたい意図もあるとの見解を示した。

なお、こういった経験からインドネシアの人々は、ビットコインやゴールド(金)、米ドルなどで自身を守ることを覚えたと話している。

FediとIBCについて

Rezkitha氏は今回「Fedi」というコミュニティアプリを紹介。現在はまだアルファ版だが、IBCで利用されるという。

Fediは多機能なアプリで、ビットコイン(SAT)を送信できるだけでなく、チャットなどをすることも可能。IBCではビットコインで支払いをしたり、他の参加者と対話したり、IBCのアナウンスを受け取ったりする時に使用できる。

Rezkitha氏はIBCについて、主なトピックはマクロ経済やインドネシアの経済状況、ビットコインの同国における普及や開発状況であると説明。また、FediやNostrといった新しい技術を取り上げたり、起業に関するワークショップを行ったりもすると紹介した。

関連分散型SNS基盤Nostrの会合、東京で開催へ

他にはサイドイベントとしてライトニングネットワークのハッカソン、ネットワーキング、非公式のイベントも行われると語っている。

関連初心者でもわかる「ライトニングネットワーク」とは|特徴と仕組みを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧