はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

分散型SNS基盤Nostrの会合、東京で開催へ ジャック・ドーシー氏も支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Nostr東京の開催計画

分散型SNSプロトコルNostrに関するコミュニティイベント、「Nostrasia」が2023年11月に東京で開催される計画が進行していることがわかった。

出典:Alex McShane

UnconferenceのディレクターであるAlex McShane氏が5日、分散型SNSアプリ「Damus」でこの情報を公表した。McShane氏は海外のビットコインメディアBitcoin Magazineのプログラムディレクターを務める人物だ。

Nostrは分散型ネットワーク上でユーザー間で暗号化・署名されたメッセージを安全に交換できるプロトコルであり、さまざまなアプリケーションを構築するためのデータ層として機能している。

Nostr上には、Twitterに似た投稿やフォロー機能を持つ「Damus」や、Telegramに似たチャットやグループ機能を持つ「Anigma」といったアプリが立ち上がっている。これらのアプリは中央管理者が存在せず、開発計画やソースコードなども公開されており、コミュニティ全体で運営されている。

Nostrは2020年以降、外部資金の支援を受けずに開発されてきたが、2022年12月にTwitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が、14 BTC(3300万円相当)をNostr開発者のfiatjaf氏に寄付したことを明かした。ドーシー氏はNostrについて、「素晴らしい問題点と解決策」と評価した。

ドーシー氏がfiatjaf氏に対して支援を行った理由は明らかにされていないが、おそらくNostrのビジョンや技術に共感したためだと考えられる。

fiatjaf氏は、ビットコイン関連のプロジェクトであるライトニングネットワークやライトニングアドレスにおいて、多大な貢献をしたことで知られる人物でもある。

ドーシー氏はビットコインを「インターネットのネイティブ通貨」と呼び、ビットコインが世界をよりオープンで自由にすると公言している。彼は自身の事業や個人的な活動を通じて、ビットコインの普及や発展に貢献してきた経緯がある。

関連:「Twitterキラー」の分散型SNS「Damus」が提供開始 BTCの投げ銭も可能

Nostr東京の概要

Nostr Unconference(Nostrasia)は、Nostrの開発者やユーザーがオフラインやオンラインで集まり、Nostrの現状や将来について話し合うイベントである。参加費や食事代は無料となっており、2022年3月に初めて開催されてから、計3回開催された。一部の様子はYouTubeでアーカイブ配信されている。

McShane氏が「Damus」で公開した情報によると、Nostr Unconferenceの東京イベントの資金については、ジャック・ドーシー氏が提供する。東京イベントの概要は以下の通りである。

  • 日程と会場:未定、東京と香港の同時開催を予定
  • 想定収容人数:500~1000人
  • 候補:パークハイアット、プリンスパークタワー、両国国技館、日本武道館など
  • 企業スポンサー:なし
  • 参加費用:旅費と宿泊費のみ
  • 内容:参加者同士の交流、地域社会への還元活動(地元学校を支援する活動や、ビットコインの金融リテラシーのワークショップ、セカンドハーベスト・ジャパンとの協力による食料配給など)

イベントは家族連れを歓迎する一方で、匿名(Nym)性やプライバシーを重視するニム・フレンドリー/ファーストを掲げている。詳細な日程や会場、プログラムが決まり次第、公式サイトでアップデートされる予定。興味のある方は、公式サイトを定期的にチェックし、最新情報を確認しておくことが推奨される。

関連:ツイッター社から独立した分散型SNS「Bluesky」、アップル社のアプリストアでテスト配信

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。
08:30
JPモルガン、ベースチェーンで「JPMコイン」提供開始
JPモルガンが米ドル建て預金トークン「JPMコイン」を機関投資家向けにイーサリアムL2のBase上で提供開始した。B2C2、コインベース、マスターカードがテスト取引を完了している。
07:55
スイ、ネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内ローンチ
ブロックチェーンのスイ(SUI)がネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内に立ち上げる。ストライプ傘下のブリッジが発行し、主要プラットフォームとの相互運用性を備える。
07:12
サークル、独自ブロックチェーン「Arc」向けトークン発行を検討 USDC流通量は前年比2倍超
ステーブルコイン発行企業サークルがArcブロックチェーン向けネイティブトークンの発行可能性を発表した。第3四半期のUSDC流通量は前年比108%増の737億ドルに達し、純利益は202%増加している。
06:50
観光客向け消費税還付をステーブルコインで実証実験、韓国NH農協銀行がアバランチなどと協力
韓国NH農協銀行がアバランチ、ファイアブロックス、マスターカードと協力し、ステーブルコインを使用した観光客向け消費税還付のデジタル化実証実験を開始した。
06:10
ナスダック上場BTCマイナーBitdeer、米国で建設中のマイニング施設で火災発生
米オハイオ州で建設中のビットディアのビットコインマイニング施設で火災が発生し、2棟が炎上した。負傷者はなく、まだマイニング機器は設置されていなかった。
05:55
米SEC委員長、仮想通貨の分類体系を明確化へ
SECのアトキンス委員長が仮想通貨のトークン分類体系を数カ月以内に検討すると発表した。ハウイテストに基づき有価証券に該当するトークンを明確化し、ネットワークトークンやミームコインの多くは管轄外となる見込みだ。
05:30
世界初のZcash保有企業サイファーパンク、ウィンクルボス兄弟主導で91億円調達し20万ZEC取得
リープ・セラピューティクスが社名をサイファーパンク・テクノロジーズに変更し、プライバシー重視の仮想通貨Zcashを蓄積する戦略を発表した。ウィンクルボス・キャピタル主導で91億円を調達し、20万ZECを取得している。
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧